日曜劇場「A LIFE〜愛しき人〜」(TBS・日曜よる9時〜)。
木村拓哉、竹内結子、松山ケンイチ、木村文乃、菜々緒、及川光博、浅野忠信。
脚本・橋部敦子。

第2話あらすじ



森本(平泉成)という患者を担当することになった井川(松山ケンイチ)。
手際よく手術は終了。しかし数日後右手に痺れが現れた。
井川は再度検査も行い、自信を持って「心因性」「気のせい」と診断する。
沖田は見落としやミスの可能性があるのでは…とデータを検証。


数日後、森本は自殺未遂。和菓子屋の彼にとって右手が使えなくなる事は職人生命を絶たれるということだった。
命に別状はなかったが、森本の息子は「大丈夫だって言ったじゃないか!お前を訴えてやるからな」とカンカン。
再度森本を診察した沖田、右手の痺れの原因を突き止める。
井川の医療ミスだった(あちゃー)。

病院側は見舞金を払うことで解決しようとするが沖田は再手術によって治る、と主張。
壮大はリスクを恐れ、「これ以上波風を立たせたら病院が持たない」と反対する。
リスクだけではない。腹の中で院長に責任を取らせてやろう…そんな企みがあったはずだ。

だが、院長の方が肝が座っていた。
院長「私が許可する。責任はすべて私が取る」

沖田による再手術は成功し、和解の件も一件落着。

井川「すみませんでした。命さえ助ければそれで救った気になってました。でも俺、沖田先生超えてみせますから」

井川が頭を下げた。
エリートとして上から認めてもらうべく頑張っていた井川が、患者に向き合う医師へと成長していった一話だった。

「俺の大丈夫には根拠がある」


今回「大丈夫」というキーワードが何度も出てくる。
井川の「大丈夫」と沖田の「大丈夫」が対称的だ。

【井川】
・ 井川と森本、初対面のシーン。
森本「ずいぶん若いな。院長を手術した先生ってのは?」
井川「大丈夫です」

・井川による 術前説明。右手に後遺症が出ないか心配する森本。
井川「医学的にはありえません」
森本「絶対に?」
井川「はい。ああいえいえ…あの、医学に絶対はないんですけど理論的にはありえないんです」
森本「どっちなんだよ」
井川「あー…」
森本「はっきりしろよ、大丈夫なのか」
井川「大丈夫です」


【沖田】
・井川の医療ミスを見つけたあと森本に再手術を勧める沖田。
沖田「準備はすべて出来てます」
真剣に手術について説明する。
森本「わかったよ。大丈夫なんだな」
沖田「大丈夫です」

・ 森本の再手術に反対する壮大。
壮大「難易度高いオペなんだろう」
沖田「絶対大丈夫だ」
壮大「お前に責任が取れるのか」
沖田「俺の大丈夫には根拠がある」

沖田は生まれながらのスーパードクター、天才タイプの医師ではない。
アメリカ・シアトルの病院で修行を積み努力してきた秀才タイプの医師である。
ど真面目な沖田のキャラクターはドラマの主役、しかも木村拓哉にしては地味だ。
しかしそこがこのドラマの説得力になり、魅力となっている。

院長(柄本明)と副院長・壮大(浅野忠信)の関係性も目に見えてドロドロしてきたぞ。
今夜、3話!

(イラストと文/小西りえこ)