人はなぜ旅をするのか

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人はなぜ旅をするのか、こうした問いには、それぞれの人の中に答えがあるといえるでしょう。確かな答えがないからこそ、旅をするのだともいえます。

旅人の手記を読む

旅とは何かを問うにあたって、ひとつの方法は誰かが書いた旅行記を読むというのも一つの手でしょう。唯一無二の旅をしているようでいて、何かしらの影響を感じさせるものもあります。角幡唯介による『旅人の表現術』(集英社)もそんな一冊でしょう。角幡唯介といえば、北極探検や、中国の秘境であるツァンポー探検などの著作で知られています。ですが、彼を旅に向かわせた背景には、開高健や梅棹忠夫といった先達たちの思考があると、本書を読めばわかるでしょう。

バラエティ豊かな本

本書は角幡唯介が解説を寄せた旅に関する著作や、あるいは対談などが収録されています。対談相手は現在も旅を続ける沢木耕太郎、石川直樹のほか、鈴木涼美、三浦しをんなど意外な人選との対談も収録されています。バラエティ豊かな本でありますから、興味のあるところから読み進めてみてはいかがでしょうか。