バッテリー残量が十分にあっても電源が落ちることがあるほか、著しく消耗量が激しいという報告も…

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 Appleは日本時間の1月24日、最新版となる「iOS10.2.1」をリリース。昨年の12月に行なわれたiOS10.2のリリースから約1か月ぶりに行われたアップデートの内容をピックアップしてみよう。

◆セキュリティ性能と安定性の向上に一役

 昨年の12月に行われた10.2へのアップデートでは、新機能の搭載や「とにかくうるさいシャッター音が多少静かになった」というようなユーザーが実感できる変更点が多々あった。

 それと比較すると、今回のアップデートは、バグ修正やセキュリティ対策が中心であるため、あくまでも安定性と安全性を高めるためのマイナーアップデートに留まっている。

◆主なアップデート内容

・ユーザーの手首から離れるとAppleWatchのロックが解除されることがある問題を修正
・悪意を持って作成されたアーカイブを解凍すると任意のコードが実行される問題を修正
・悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると、任意のコードが実行される問題を修正
・悪意のあるWebサイトにアクセスするとポップアップが開いてしまう問題を修正
・起動ロックされたデバイスを操作してホーム画面を一時的に表示できる問題を修正

 など計13項目がある

◆「バッテリー問題」の修正は明文化されず

 十分にバッテリーの残量があるにもかかわらず、電源が落ちたり著しく消耗したりするいわゆる“バッテリードレイン”問題は、iOS10.1.1以降にアップデートしたユーザーの一部から報告されていた症状だ。

 iOS10.2のアップデート解決されなかった問題だが、今回のアップデートでも公式に対応したというアナウンスは行われていない。ユーザーの反応は、さらに悪化したというものから改善したというものまでさまざま。アップデート直後は、データのダウンロードから適用するといった一連の流れでiPhoneに大きな負担が掛かるため、一時的に消耗が激しく感じることもあるため、しばらく様子見が必要そうだ。

 なお、iOS10.2.1へのアップデートに対応するのはiPhone5以降の端末。その他、第4世代以降のiPad、第6世代以降のiPodとなっている。

 iOSのアップデートは、最初の一桁が変わりOSそのものが刷新されるメジャーアップデートに加え、新機能の搭載などを伴い2桁目の数字が変わるアップデート、そしてバグやセキュリティの修正を伴うマイナーアップデートが中心で3桁目が変わるマイナーアップデートの3種類がある。

 今回のアップデートはもっとも頻繁に行われマイナーアップデートで使い勝手を向上させるような新機能の搭載はないものの、デバイスを安全に使いこなすためにも適用しておくことをオススメしたい。

<文/古作光徳>

【古作光徳】
パソコン関連誌の編集部を経て、’06年にライターとして独立。主にパソコンやスマホ、家電関連誌などを中心に活動中。近年は車やバイク、将棋など、趣味関連誌の執筆や編集にも携わっている