中国が高速鉄道の分野で急激に技術力を高めたことと対照的に、自動車の分野ではなかなか技術力の向上が見られないのが現状だ。中国メディアの捜狐は27日、中国には自動車を生産するうえでの基幹技術がないと指摘する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国が高速鉄道の分野で急激に技術力を高めたことと対照的に、自動車の分野ではなかなか技術力の向上が見られないのが現状だ。中国メディアの捜狐は27日、中国には自動車を生産するうえでの基幹技術がないと指摘する記事を掲載した。

 記事は、自動車の基幹技術と言えば「エンジン」と「トランスミッション」と「シャシー」であるとし、これがなければ車は走らないと指摘する一方、これらの基幹技術は「ごく少数の外資メーカーによって独占状態」にあるのが現状と紹介。中国自動車産業の技術力は中国人としては「失望せざるを得ない」と論じた。

 続けて、中国にはまともなガソリンエンジンを生産できる企業はほとんどなく、エンジンを生産できない自動車メーカーは三菱製エンジンを搭載していると指摘。また、ディーゼルエンジンにおいても、中国では「いすゞ」が王者であるとし、いすゞの中国における合弁会社が生産しているディーゼルエンジンは中国で走っているほぼすべてのピックアップトラック、小型トラック、小型バスに搭載されていると伝えた。

 さらに記事は、燃料噴射装置においてもドイツ、米国、日本の企業によって市場が独占状態にあるとし、中国車はもちろん、乗用車からトラックにいたるまでドイツ、米国、日本の企業のいずれかの燃料噴射装置が搭載されていると紹介。中国企業はまったく同市場に参入する余地は残されていないことを指摘した。

 また、トランスミッションやタイヤ、車内外の各種設備も中国企業ではなく、外資メーカーが圧倒的なシェアを獲得していると伝え、中国はすでに米国を抜いて世界最大の自動車市場であるとしながらも、「中国企業は自動車生産に関する基幹技術を持っていない」と悔しさを滲ませている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)