キッチンは清潔に

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女性は33歳と37歳、30代に厄が2回やってきます。前厄と後厄も合わせると、ほぼ毎年、神社にお世話になることに。忙しいですね。

女性1000人を対象にしたアンケートで、「厄年に何か特別な過ごし方をした」と回答したのは271人でした。一体どんな過ごし方をしたのでしょうか?

上位3つは、人生のこと、暮らしのこと

1位 これからの人生計画を立てる(31.7%)
2位 自宅(特に水回り)を清潔に保つようにした(28%)
3位 これまでの人生を見つめ直す(24.4%)

大人になると、入学や卒業といった節目がなくなるので、厄年は人生の今までとこれからを見つめるのに、いいタイミングなのかもしれませんね。「人生の中間決算」と位置付けて、じっくり考えてみませんか?

2位の「清潔」は、記者が厄除けに行った神社でもらった紙にも、家は邪気がたまらないように清潔に、特に水回りは力を入れるように、といったことが書いてありました。きちんとした生活を送ることが、健康面や精神面でも大事ということなのでしょう。

後半は、真逆の行動がランクイン

4位 パワーストーンを身につけるようにする(18.8%)
5位 何かを新しく始めること(結婚・出産・家の新築・転職など)を控える(15.1%)
6位 新しいこと(結婚・出産・家の新築・転職など)を積極的に始める(6.6%)
7位 パワースポットに足を運ぶようにする(6.3%)

パワーストーンやパワースポットなど、自分ではない何かの力を借りることと回答した人が4人に1人いました。長いものを身につけると厄除けになると言われ、ネックレスを購入する人も多いようですよ。

興味深いのは、新しいことを控える人と積極的にする人、両方いるところです。

ちなみに、30代の女性が「控える」を選択すると、悩ましい問題にぶつかります。例えば出産を先延ばしにすると、高齢出産になっちゃいます。何も厄がついていない35歳に出産を計画しても、その通りに行くかどうか誰にもわかりません。

出産以外にも、結婚、家の新築、転職は、ありがちなトピック。昔の人生プランと現代では、ずいぶんギャップが生じています。厄年は、人生の方向性をしっかり考えるタイミングだと捉え、都合の良い方を選択するのがいいかもしれませんね。

アンケート調査は、メディケア生命保険が2017年に実施したものです。