中国メディアの環球網は26日、中国企業の中国通号が自主開発した信号システムである無線閉塞センター(RBC)がこのほど、EU(欧州連合)のTSI認証を取得したと伝え、中国の信号システムがEU市場および世界にうって出るうえでの技術的な障壁を打破したと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの環球網は26日、中国企業の中国通号が自主開発した信号システムである無線閉塞センター(RBC)がこのほど、EU(欧州連合)のTSI認証を取得したと伝え、中国の信号システムがEU市場および世界にうって出るうえでの技術的な障壁を打破したと伝えた。

 TSIとは、EUの「相互運用性に関する技術仕様」を定めたものであり、EU加盟国のいかなる国においても鉄道製品が備えなければならない技術仕様を定めている。

 記事は、RBCはもともと中国以外の国の企業によって独占状態にあり、世界各国で高速鉄道技術を発展させるためのボトルネックになっていたと主張。だが、中国は導入と消化吸収を行ったうえで自らRBCを生み出すことに成功したと伝え、中国高速鉄道や地下鉄の運行を制御する信号システムの100%国産化が完了したと報じた。

 また、欧州の規格は国際規格になるケースが多いため、TSIを取得することはそのまま世界市場への通行許可証になると主張。EU以外の市場においてもTSI認証を取得したという事実は強い力を持つと指摘している。

 中国は高速鉄道の分野で技術力を高めているのは疑いようのない事実だ。信号システムとは言え、中国の製品がTSI認証を取得したことは、中国から欧州にいたるまでを高速鉄道で結ぶ構想を実現するうえでも有利に働くと考えられる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)