26日、韓国・SBSテレビがシリーズで放送している次期大統領有力候補者へのインタビュー番組に、このほど大統領選出馬宣言を行った潘基文・前国連事務総長が出演、自身の信条などを語った。写真は米ワシントンにあるリンカーン記念館。

写真拡大

2017年1月26日、韓国・SBSテレビがシリーズで放送している次期大統領有力候補者へのインタビュー番組に、このほど大統領選出馬宣言を行った潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が出演、自身の信条などを語った。

潘氏はまず、自身が夢見る韓国の未来像を「公正と正義を通じて国民大統合を成し遂げる社会」と表現、そうした社会を実現するためとして「青少年のための未来志向的な雇用を準備する」との公約を掲げた。また韓国のあるべき権力構造について「分権型大統領」が望ましいと述べ、包容力あるリーダーシップを追求した米国初代大統領リンカーンを手本と考えていると明かした。

さらに、朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣などを求めソウルなど各地で開かれている「ろうそくデモ」が持つ意味について問われると「(デモが開かれている)広場の民心は、政治体制、政治秩序、政治価値をそっくり変えよという国民の命令だと思う」と回答、政権を交代するだけではなく、現在の徒党政治から脱却し「政治文化を変える」ことが重要だと強調した。

25日、メディアとの討論会で正式に出馬宣言をした潘氏だが、日韓の慰安婦問題合意をめぐる一貫性のない発言や親族の逮捕などが影響し、今月12日の帰国以降、支持率は下降傾向にある。今回のインタビューにも視聴者の視線は冷たく、「結局、なんの計画もないみたいだな」「国民大統合?またかよ?」「おじいちゃん、まだ大統領選を諦めてなかったの?」「この人が大統領になってしまうことが一番恐ろしい」「僕だって口で言うだけなら億万長者にだってなれますけど?」などのコメントが寄せられている。

また、リンカーン元大統領をお手本に挙げたことについて「前は朴正熙(パク・チョンヒ元大統領)がお手本だと、国連で触れ回ってなかったか?」「1860年代のリーダーシップをどう使うんだ?僕らが望んでるのは21世紀のリーダーシップなんだけど」「リンカーンが『No』と言いそう」など皮肉る声もあった。(翻訳・編集/吉金)