Doctors Me(ドクターズミー)- 冬の風邪を予防するために、正しい手洗い・うがいを身につけよう!

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風邪の予防のために、冬は特に、手洗いやうがいを徹底することが大切です。
今回は改めて手洗い、うがいの重要性や正しいやり方などを医師に詳しく聞いてみました。

風邪の感染経路

風邪や感染症の細菌・ウイルスなどの病原体が人から人に感染する際の経路には「空気感染(飛沫核感染)」「飛沫感染」「接触感染」があります。

1.空気感染
空気中を病原体単独が舞い飛び、遠くまで届き、それが口や鼻に入ることで感染します。

2.飛沫感染
感染者の口からくしゃみや咳をすることで、唾液や鼻水に覆われた病原体の飛沫が放出され、1m程度以内に飛散し、それが口や鼻に入ることで感染します。

3.接触感染
感染者が病原体のついた手で触ったところを他の人が触り、それを口や鼻、目などの粘膜に付けることで感染します。

感染経路別の予防方法

1.空気感染
特殊なマスクをしたり、ワクチン接種を受けることで予防できます。

2.飛沫感染
感染者がくしゃみや咳をするときにマスクをする、手やハンカチで抑えるといった「咳エチケット」と、周囲の人がマスクをすることに加え、口や鼻に付着した病原体をうがいで洗い流し、体内に入れないようにすることも有効です。

3.接触感染
病原体が付着している可能性のあるもの(手すり、エレベーターのボタン、共用のキーボードやマウスなど)に触れた手で顔を触る癖をなくす、食事の前に手を洗うことが重要です。

正しい手洗いとは

手洗い、うがいは方法が間違っていると効果が出ません。

【正しい手洗いの手順】
1.水道水の下で石鹸を手に付けます。
2.両手のひらを合わせてよくこすります。
3.手の甲をもう片方の手のひらで伸ばすようにこすります。
4.指先、爪の間を、もう片方の手のひらでこすります。
5.指の間をすり合わせます。
6.親指を反対の手のひらで包み、ねじり洗いします。
7.最後に手首を洗います。

・手洗いミスの起こりやすい場所は、指先、指の間、手のひらのしわの間です。特に注意して洗うようにしましょう。

・スタンプやマジックで手に模様を描き、これが薄れるまで手洗いするのもいい指導法です。

・固形石鹸はカビやぬめりがないように保管しないと、表面で細菌が繁殖することがあります。できれば手を触れなくても水や手が出るようなセンサー式の蛇口や石鹸ディスペンサーが望ましいです。

・アルコールを含む速乾性の手指消毒薬を使用する際は、500円玉大を手のひらに取り、手洗いと同様の順番で刷り込み、乾燥し終わるまで約15秒待ちます。

正しいうがいとは

うがいをする前に手洗いをしておく必要があります。また、外出先で手洗いが十分にできない場合は特に、水道水を直接手ですくってうがいをするのではなく、コップを使ったり、ベットボトルの水を使うようにしましょう。

【正しいうがいの手順】
1.水を口に含み、まず口の中だけでぐちゅぐちゅし、飲み込まずに吐き出します。これを数回行います。
2.上向きになってガラガラうがいをします。

ぐちゅぐちゅといううがいを十分しなかったり、ぐちゅぐちゅうがいをした水を吐き出さずにそのままガラガラうがいに使用すると、口の中の細菌をのどの奥に送り込んでしまう可能性があります。
ただし、間違って飲み込んでしまった場合は、口の中の細菌の多くは胃液で消毒されますので、無理に嘔吐しないでください。

医師からのアドバイス

うがい、手洗いだけで完全に風邪などの感染症を防ぐことは難しいですが、手洗い、うがいを正しくすることで効果的に防げる感染症は防ぎましょう。

(監修:Doctors Me 医師)