台湾のお年玉事情…頭悩ます“決まりごと”たくさん

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(台北 28日 中央社)28日は旧正月。27日から6連休の台湾では多くの人が実家に帰省し、一家・一族だんらんを過ごす。そんな中、特に重要視されている概念が「紅包」と呼ばれるお年玉だ。相手の立場や年齢によって渡すべき金額が異なる上、複雑な決まりごとがあり、毎年悩みの種となっている。

求人情報サイトの調べによると、旧正月にお年玉を渡す予定があると答えたのは88%。総予算の平均は1万1754台湾元(約4万2800円)に達する。家庭環境にもよるが、年下だけでなく、同世代や年長者にも渡す場合がある。

注意しなければならないのは、年長者へ渡す金額で、年下や同世代に渡す額を下回ってはいけない。一方、年下や同世代へは、比較されるのを防ぐために一律の額を渡すのがよいとされる。

また、「4」は日本同様、不吉な数字として避けられる。反対に「9」は「長い」の意味を持つ「久」と音が同じため、相手を尊ぶ意味があるとして年長者へ渡す金額の数字として好まれる。このほか、縁起がよいとされる赤が基調の100元札で渡すと、重厚感も加わり、印象がよくなる。

インターネット上の調査では、両親へ渡す金額で最も多かったのは6000元(約2万1900円)。祖父母には2000元を渡すという声が目立った。きょうだいや同世代へは2000元または1200元、年下に対しては800元または600元が相場のようだ。

もちろん、お年玉は「気持ち」で、必ず守らなければならない決まりはない。だが、家族が一堂に会する旧正月の性質上、メンツの問題もあり、今年も多くの人が見えないプレッシャーと戦っている。

(蔡怡杼/編集:齊藤啓介)