思い出に寄り添う感動。

50話続いた『魔法つかいプリキュア!』も、この記事が公開された翌日の朝にはエンディングをむかえます。

モフルンの生態解剖、プリキュア×VRシアター、科学的冷凍みかん考察、そして「憧れと変身」について、今シリーズ中もいろいろなプリ記事を書いてまいりました。

そして1月下旬〜2月頭というのは、1年間続いたプリキュアが世代交代する時期。通算14作目となる『キラキラ☆プリキュアアラモード』へバトンが渡されるタイミングであり、いうなればプリキュア年中行事です。

今作はどうだった、次回作はどうだ、過去シリーズに比べてどうだ。そういった無数のプリトークが世の中にはあふれ、SNSの発達のおかげでよりそういった発言を目にする機会が増えました。しかし、ここまで身近に、ある特定の作品について話ができるというのは、非常に尊いことではなかろうか?と。


過去作とともに振り返る思い出


前作『Go! プリンセスプリキュア』の頃の話ですが、よこはまコスモワールドが秋にプリキュアイベントを開催していたので、撮影に行ってきました。園内ではキュアフローラの案内アナウンスが流れ、ススタンプラリーや塗り絵コーナー、そして気合いの入った特製観覧車が回っていたのをよく覚えています。


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また、その前作『ハピネスチャージプリキュア!』の最終話付近では、朝っぱらからキュアコグレ(ライターの小暮ひさのりさん)から着信がかかってきたことも。「コレ来週どうなるの!?」と熱っぽく語る彼に、「いや、きっと○○が○○でラブリー!」みたいなことを言ったかもしれません。おおもりご飯、プリキュア恋愛禁止令、神。ファンの間でもデカルチャー尽きぬ作品でした。

そして、さらに前作『ドキドキ!プリキュア』では、秋映画を見て人生で一番じゃないかってくらい泣きました。当時は2013年、iPhoneも5sが最新だった時代ですが、まさか翌年にサイズ違いのiPhone6 Plusが出てくるとは。4年の重みってすごい。


プリキュアのある生活、当たり前な希有さ


プリキュアの思い出をひっくり返せば当時の記憶もよみがえりますし、その逆もまた然り。人はプリキュアについて話すとき、己の過去とも向き合っているのです。そのような体験をもたらしてくれることの、なんと尊いことか。なんと尊い時代を僕らは生きているのか。

新しいシリーズが始まるということは、そうした体験がまた味わえるということなんです。

僕はそれが本当に楽しみで、本当にうれしい。放送がはじまってしまえば当たり前になってしまう毎週日曜の興奮ですが、この切り替わるタイミング、今が過去になり、未来が始まる感覚は1年に一度しか味わえません。喪失感、感謝、感動、期待、不安といった感情の混在もまた、趣です。

はたして今年はどんなプリ記事を書いていくのか。最高のイチゴショートを作るとかやっちゃうのか。いまだ見ぬ感動を予見しつつ、最後はこの言葉で〆るとしましょう。

キュアップ・ラパパ! 未来もいい日になあれ!! (『魔法つかいプリキュア!』50話タイトルより引用)
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image: ©ABC-A・東映アニメーション via 魔法つかいプリキュア!, ヤマダユウス型
source: 魔法つかいプリキュア!, キラキラ☆プリキュアアラモード, よこはまコスモワールド

(ヤマダユウス型)