映画「虐殺器官」(2月3日公開)の完成を記念した、完成披露上映会が開催された

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1月28日にお台場メディアージュで映画「虐殺器官」(2月3日公開)の完成を記念した、完成披露上映会が開催。クラヴィス・シェパード役の中村悠一、ジョン・ポール役の櫻井孝宏、ウィリアムズ役の三上哲、リーランド役の石川界人、山本幸治プロデューサーが登壇した。

【写真を見る】「僕はお蔵入りするとは思っていなかったんですよ」とクラヴィス・シェパード役の中村悠一

夭折の作家、伊藤計劃氏(いとうけいかく/1974-2009)のデビュー小説「虐殺器官」。これを映画化した本作は、昨年、円城塔氏との共作「屍者の帝国」と、遺作である「ハーモニー」と共に3作連続公開される予定だったが、制作スタジオの倒産により公開延期に。その後、本作のために設立された新スタジオ「ジェノスタジオ」により制作され、遂に公開を迎える。

同イベントで、「もしこの作品がお蔵入りしていたら?」という質問が飛び、中村は「僕はお蔵入りするとは思っていなかったんですよ」と回答。三上も「絶対に世に出るだろうと思っていました」と公開を信じていたことを打ち明けた。

しかし、山本プロデューサーは「いっそのこと制作を止めた方が楽なのではと思ったこともあります」と本心を吐露。「制作スタジオの倒産を聞いたときは頭が禿げるかと思いました。プロデューサー人生がかかっていました」と振り返ると、これに櫻井は「(禿げるというのは)ギャグなんですか?」と困り顔に。中村も「その手のやつは困る!」と、山本プロデューサーの頭髪を見ながら戸惑いの表情を見せ、会場から笑いを誘った。

それぞれの役どころについては、「ウィリアムズは分かりやすいやつ。いいやつですよ。好き。俺(笑)」と三上。石川は「リーランドは疑うことを知らない若者。リーランドを通して見ると、この作品の中の大多数の人の気持ちが見えてくると思う」、中村は「クラヴィス・シェパード役はニュートラルに演じました」とコメント。そして櫻井は「アフレコしていて何が正解か分からなくて、自分の感覚に頼るところがあった。いまだに分からないところがあるキャラクターかもしれない。深く思い悩みながらトライしました」と苦労したエピソードを回顧した。【取材・文/平井あゆみ】