舞台挨拶に立った
映画の主人公マーク・レイ

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 米ニューヨークで6年近くもホームレス生活をしていたファッションモデル、マーク・レイに密着したドキュメンタリー「ホームレス ニューヨークと寝た男」が1月28日、公開された。これに合わせて来日していた、映画の主人公マーク・レイが東京・渋谷のヒューマントラストシネマを訪れ、舞台挨拶を行った。

 レイは、舞台挨拶に続いて行われた観客とのQ&Aで、3日前にも成田空港で会ったという若い女性から「なぜニューヨークに住み続けるのですか?」と問われ、「ベーグルが美味しいからだよ」とおどけながら、「キミは成田空港に、(『ラ・ラ・ランド』で同日に来日した)ライアン・ゴズリングに会いに行ってたんでしょ?」と逆質問。「そうです!」と即答で返されて苦笑していたが、場内は爆笑に包まれた。

 自分が目指す、モデルやフォトグラファー、俳優としての成功は未だ達成できていないレイだが、「葛藤はいろいろあったが、この映画を作ったことで『実績を残せた』という達成感はある」と、自らにとっての本作の意義を力強く語った。

 また、現在は東京にあるシェアハウスに滞在しながら就職活動中。その活動資金はクラウドファンディングで募っている最中だが、前日には5万円コース(マーク・レイと英会話レッスン東京1日観光)、10万円コース(マーク・レイがニューヨークを1日ガイド)という高額メニューが相次いで落札されるなど、目標達成にむけて奮闘している。

 だが、気になる就活の状況は、自由が丘のベーグルショップで1日店長の仕事が決まったのみで、まだまだ苦戦中だという。今後も、日本に滞在する2月12日まで継続して行われる。

 「ホームレス ニューヨークと寝た男」は、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、USシネマ千葉ニュータウン、USシネマつくばで上映中。以後、全国で順次公開される。