28日、中国の春節に合わせて、日本の安倍晋三首相が在日中国人へ向けた祝賀メッセージを発表したことが、中国のネットユーザーから好評を得ている。写真は安倍首相。

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2017年1月28日、中国の春節(旧正月)に合わせて、日本の安倍晋三首相が在日中国人へ向けた祝賀メッセージを発表したことが、中国のネットユーザーから好評を得ている。

日本国首相官邸の中国語版のウェブサイトに27日、安倍首相の春節の祝賀メッセージが掲載された。

メッセージでは、昨年9月にG20サミットに出席するために訪れた杭州の美しさをたたえ、同サミットと同年11月のAPEC首脳会議で習近平(シー・ジンピン)国家主席と両国の関係に話し合ったことが記されている。また、昨年、日本のアニメーション映画「君の名は。」が中国で好評を博したことや、訪日中国人が初めて600万人を突破するなど、多様な文化交流活動が行われたことについて「大変喜ばしいこと」としている。

さらに、「今年は日中国交正常化45周年、日中平和友好条約締結40周年の年にあたる」とし、「隣国ゆえにさまざまな複雑な問題を抱えてはいるものの、(習主席と確認した)戦略的互恵関係の理念の元で大局的な観点から共に努力し、絶えず両国の政治、経済、文化、人的交流など、各領域での対話と交流を促進していき、安定的な友好関係の発展に注力したい」と抱負を記した。最後に、在日中国人らに引き続き日中関係発展への貢献を呼び掛け、「2017年が皆様にとって、喜びに満ちた充実した実りの多い1年になることを祈念いたします」としている。

日本の華字紙・中文導報が伝えたこのメッセージは、中国メディアでも取り上げられたほか、日本国駐中国大使館も中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上で紹介している。普段、安倍首相に辛口の中国のユーザーからは歴史問題と絡めた批判的なコメントもあるが、「お祝いメッセージをありがとう。感謝します」「新年を祝うメッセージを送ってくれているのだから、これは受け入れないといけないでしょう」「安倍首相、新年おめでとうございます。日中両国民の永遠の友好を祈ります」など、意外に好意的な声も少なくない。

また、台湾の蔡総統がツイッターで発した春節のメッセージが、英語と日本語だけで書かれていたことから、「蔡英文よりずっといい人に思えてきた」「(安倍首相のメッセージが)心からの言葉かどうかは別にして、少なくとも台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)よりは人情味がある」などと比較するコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)