失恋の特効薬は〇〇!ダメ恋の連鎖を断ち切り、幸せな恋をするための心理学

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私は以前、とあるSNSの恋愛相談コミュニティーを運営していて、そちらを通して年間2千人以上におよぶ恋愛相談を承っていました。

その時よく感じたのは、世の中には「失恋の特効薬は新しい恋!」と思っている方が本当に多い、ということです。

実際、恋人と別れて気落ちしている人を慰めるために「新しい恋を見つけたら、すぐ忘れられるよ!」と声をかける人を見かけます。
でも、本当にそうなのでしょうか?

■忘れられればいいってものじゃない


確かに新しい恋をすることで、前に付き合っていた人の面影を追わなくなるでしょう。
しかし、では、過去から逃れられるかというとそんなことはないのです。

例として、実際にあった相談の内容をご紹介しましょう。
相談者の彼女はとある男性と結婚したのですが、やがて、相手の不倫が原因で別れることになります。

その痛みを忘れるべく新しい出会いを求め、違う男性と付き合うことに。彼と付き合っている間は、確かに前の人を思い出すことはありませんでした。
けれど彼もまた浮気をして、別れることになってしまうのです。

彼女は「新しい恋をしても結局つらい目に遭う。どうしたらこの連鎖から逃れられるの?」と悩んでいました。

ここでポイントとなるのは、失恋時に「喪失感がなくなれればそれでいいのか?」ということです。
同じような恋愛を繰り返さないようにすることこそが、真の「解決」なのではないでしょうか。

■分析を通して見えてくる自分自身


人間関係において、片方だけが悪者というパターンはほとんどないもの。まして、「運が悪いだけ」なんてことはありえません。
大概は双方に問題があり、終わるべくして終わっているのです。

相談者の女性の例で言うと、彼女はどういう観点で相手を選んでいるか、どんな付き合い方になっているか、といった分析を全く行っていませんでした。

ただ漠然と好きになり、漠然と付き合っていたんですね。それでは、改善点がわからず同じ失敗を繰り返して当然です。
一緒に詳しく分析してみた結果、以下のことがわかりました。

・自分の弱さを甘やかしてくれて、厳しいことを言わない男性を選んでいる
・見た目が良くて、甘い物言いが得意な男性を選んでいる
・付き合う前にお互いの価値観をすり合わせていない
・感情をぶつけ合う喧嘩ばかりで、お互いのとってのベストな回答を見つけ出すような話し合いをしていない

口先だけ、見てくれだけで相手を選んで、誠実さなどを見定めることなくお付き合いし、人間性を理解する努力をしていない。

つまり彼女は、浮気されるような恋愛を自ら呼び込んでいたのです。これじゃ、新しい恋愛を見つけたところで歴史を繰り返すだけ。

■失敗の認知が未来を変える


人は失敗すると、その苦しさや恥ずかしさから逃れたいと思いがち。しかし、失敗を理解することで新たな一歩を踏み出すことができるのです。
こういった理解を「認知」といいます。

失敗の認知は苦しい作業ですが、この一歩を踏み出せるかどうかでその後が全く変わってきます。
自分の未熟さを認め、何がいけなかったのか、どうしてそうなったのかをきちんと分析する。
理にかなった分析ができれば、是正すべきポイントが見えてきます。

ポイントがわかれば、同時に改善策も明らかになるでしょう。
道ができたら、後は進むだけ。

そうして自分を変える努力を積み重ねて成長できれば、同じ間違いを繰り返しません。
ひとつ上のステージで、より豊かな人生を送ることができるようになります。

つまりこのような自分の心に正直になって行う「反省」こそが、失恋の本質的な特効薬なのです。

■まとめ


失恋の特効薬、ご理解いただけましたでしょうか。

自分の至らなさを認め、改めるべきところ改める勇気を持ってください。
ひとつ成長すれば、その分あなた自身に深みが生まれます。

より魅力的になったあなたの元に、成熟した素敵な男性との縁が訪れることでしょう。

ライタープロフィール


黒木蜜
一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
黒木 蜜〜中今の詩〜