Doctors Me(ドクターズミー)- インフルエンザの治りかけの症状とは?再感染のリスクや注意点を解説

写真拡大 (全8枚)

インフルエンザに感染した場合、治りかけの時期をどう過ごすかはとても大切です。

しかしながら、ほとんどの方は熱が下がったら仕事に復活してしまうため、かえって回復を長引かせたり、周りの人に感染させてしまう等の事態が生じることも少なくありません。

今回は、普段ではなかなか聞けないインフルエンザの治りかけについて、症状や原因、感染リスクや後遺症など、詳しく医師に解説していただきました。

インフルエンザの治りかけにおける自覚症状


インフルエンザは高熱が特徴的な感染症です。通常、発症してから1〜3日程度、38度前後の高熱が続きます。

また高熱のほかに、関節痛、筋肉痛、咳、のどの痛み、消化器症状など、他の随伴症状がでることが多いです。

高熱が下がると体の倦怠感が治まってきて、ピークが過ぎたなという印象になるでしょう。このあたりを一般的に「治りかけ」と考える人が多いです。

しかし、この時期ではまだ関節痛、上気道炎などの症状が残っていることが一般的です。

インフルエンザの治りかけに見られる症状


咳 、のどの痛み、鼻水


インフルエンザに感染すると咳、のどの痛み、鼻水などの上気道炎の症状が現れることがあります。のどの痛みは、インフルエンザに感染することで気道粘膜に炎症がおきるために起こります。

また、炎症がおきることで気道からの分泌物が増え、免疫細胞がウイルスとたたかったあとの残骸などを排出しようとする働きが、咳や痰、鼻水となって現れます。

従って、咳や痰、鼻水が出てきても無理に止めようとせず、体の反応に従って出してあげることが大切です。

頭痛


インフルエンザに感染すると、体はプロスタグランジンという物質を分泌します。これは血管を拡張させたり痛みを増強させる物質で、頭痛が発生する原因となります。

下痢


体に入ったウイルスを排出しようとする働きで、下痢などの消化器症状をきたすことがあります。

インフルエンザの治りかけの感染リスク


自分が再度感染してしまう場合


しっかり治療していれば、治りかけから再び発症するということは稀だと思います。

他人を感染させてしまう場合


学校などには出席停止基準がありますが、会社には特に適用されません。熱が下がったからといってすぐに出勤した場合などは、他人に感染させてしまう可能性があるので、十分注意が必要です。

また咳などが続いている場合にはマスクをすること、周囲の人にもうがい・手洗いを徹底してもらうことが大切です。

インフルエンザの治りかけで気を付けたい合併症


インフルエンザの合併症としては、肺炎、中耳炎、心筋炎、脳炎、脳症、ライ症候群などがあります。
これらの合併症は、小児、妊婦、慢性的疾患の持病のある人などがなりやすく、最悪の場合、死亡するケースもあります。

これらはインフルエンザの治りかけで発症するわけではありませんが、インフルエンザに感染したら常に気を付けるべき合併症です。

インフルエンザの治りかけで再度病院に行く必要は?


基本的には必要ありません。
しかし、上述のような合併症の可能性もあるので、何か違う症状がでたりする場合には受診が必要です。

インフルエンザの治りかけに心掛ける食事方法


消化に良い物を中心に、バランスのよい食生活を心がけてください。油っぽいものなどは胃腸にも負担がかかるため避けたほうがいいです。また水分もしっかりとるようにしてください。

インフルエンザの治りかけで注意すること


■ 無理に出勤などをして周囲にうつさないようにする

■ 部屋の湿度は適切に保っておく

■ 栄養をしっかりとる

最後に医師から一言

インフルエンザに感染すると、しばらくは本当につらい症状とたたかうことになります。ピークを過ぎて治まってきたからといって無理をしないようにし、しっかりと治していきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)