月26日、韓国・KBSによると、フィリピンのドゥテルテ大統領が、50代韓国人事業家の拉致・殺害事件を受け韓国国民に謝罪した。ドゥテルテ大統領がこの事件について直接謝罪したのは今回が初めてのこと。

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2017年1月26日、韓国・KBSによると、フィリピンのドゥテルテ大統領が、50代韓国人事業家の拉致・殺害事件を受け韓国国民に謝罪した。ドゥテルテ大統領がこの事件について直接謝罪したのは今回が初めてのこと。

26日、フィリピン南部・サランガニ州にある韓国業者が建設した石炭火力発電所の竣工式に出席したドゥテルテ大統領は、昨年10月にフィリピン中部・アンヘレスで警察官らに拉致され、その後マニラ警察庁舎に連行、殺害された50代韓国人事業家・チさん殺害事件について「殺害犯らは最高刑に処されるだろう」と述べ、「みなさんの同胞の死について謝罪する。このようなことが起きてしまい遺憾だ」と韓国国民にむけて謝罪した。

フィリピン検察はこの事件の容疑者として現役警察官2人を含む7人を起訴しているが、ドゥテルテ大統領がこの事件と関連して辞意を表明したロナルド・デラロサ国家警察長官を再信任しており、「凶悪犯罪の総責任者である治安のトップをかばっている」と指摘されている。

しかし、ドゥテルテ大統領の直接謝罪により、今回の事件に対する捜査も急展開を迎えるのではないかとみられている。

これを受け、韓国ネットユーザーからは、「警察も信じられない国」「フィリピンに行くのはやめよう!」という不安のコメントや、「謝罪する大統領(=ドゥテルテ大統領)の方が、謝罪される大統領(=パク・クネ大統領)より2000倍はかっこいい」「韓国の大統領は弁明ばっかりで謝罪はしない」「申し訳ないのですが、謝罪を受ける大統領がいないもので…」など朴槿恵(パク・クネ)大統領への批判コメント、「無能な(韓国)政府よ、フィリピンへの旅行を禁止しろ!」「この事件をきっかけに韓国の大使館や外交部は自国民の安全と生命権のために働く姿を見せてくれ!」といった韓国政府の対応へのコメントが多い中、「韓国人を大量虐殺して謝罪もない日本よりドゥテルテ大統領の方が1億万倍マシ」という矛先違いのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)