三井不動産、清水建設、日本IBMの3社は26日、共同でバリアフリー・ストレスフリーな街づくりの実現に向けた公開実証実験を東京の日本橋室町地区で行うと発表した。

 実験では、スマートフォン・アプリを活用した高精度な屋内外音声ナビゲーションにより、バリアフリー・ストレスフリーな街づくりの実現に向けて来街者を店舗や施設に案内するシステムの有効性を検証する。実施期間は2月8日から28日までの3週間。

 実験に使用されるシステムは、清水建設と日本IBMが共同開発。システムではビーコンが発信する位置情報を活用した高精度な屋内外音声ナビゲーション・システムと大量のデータから洞察を導き出し意思決定を支援する。車いす利用者、視覚障がい者をそれぞれに適した誘導方法で目的地まで案内することを目指す。

 実験にあたっては、三井不動産が実験対象地区内の店舗の紹介やメニューなど各種情報や平面図情報を提供。それをもとに清水建設が実験対象地区に224個のビーコンを設置し、来街者の所在位置を測位・検出するシステムと対象エリアのナビゲーション用地図を作成。日本IBMはスマートフォンを通じた対話による音声ナビゲーションを行うシステムの構築した。

 今後、今回の実証実験で得られた結果を分析し、空港など不特定多数の人が集まる施設に屋内外音声ナビゲーション・システムを導入し、東京五輪が開催される2020年に向けて世界に発信していくとともに、あらゆるシーンでやさしい街づくりを推進し、人々の生活に潤いと街ににぎわいを創出していくことを3社は目指すとしている。