台湾台南市出身の女性カメラマン、KiKi Wangが春節を目前に控えた現地の様子を写真と文章で紹介する。

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春節は中華圏の人々にとっての元日だ。今年は27日が除夕(大みそか)で、28日が春節。台湾台南市出身の女性カメラマン、KiKi Wangが春節を目前に控えた現地の様子を写真と文章で紹介する。

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旧暦の新年がもうすぐやって来る。日が近付くにつれて正月用品を買い求める動きも盛んになり、市場は肉や魚の品定めに熱中する人でいっぱいに―。これらは食べ切らずに残しておくのが良いとされる。なぜなら、ゆとりある暮らしを意味するからだ。そして、先祖への供物や家族だんらんで分け合うお菓子はたくさん用意しておくことが必要。

きっちりと袋詰めされた商品を並べるスーパーマーケットとは違い、台南の伝統的な市場に足を踏み入れると客と店主の掛け合いや新鮮な臭いに触れることができる。幼い頃に目にした伝統的な家庭料理や乾燥のためにつるされている臘肉(干し肉)、ソーセージは年末ならではの光景だ。

書道家は筆と墨を使って春聯(縁起の良い言葉が書かれた赤い紙)をその場で書き上げる。人々はそれを玄関などに貼り、1年の平安を祈る。家を離れていた子どもたちが戻って来るこの時期、人々は家族だんらんを楽しみ、カウントダウンで新たな一年を迎えるのだ。(文章:KiKi Wang/翻訳・編集:野谷)

●KiKi Wang
台湾台南市出身。1980年生まれ。写真と文字で日常のささやかな出来事を記録することが趣味。