「Zero Gravity Cake(空飛ぶケーキ)」(税抜1000円)を手に笑顔を見せるドミニク・アンセル氏

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ニューヨーク発のペイストリーショップ「DOMINIQUE ANSEL BAKERY(ドミニクアンセルベーカリー)」の日本2号店が、3月29日(水)、銀座三越・地下2階にオープンすることが明らかになった。

【写真を見る】四角いスイカがおしゃれなスイーツに!「Square Watermelon (スクエア ウォーターメロン)」(各税抜720円) ※大きいサイズの販売は未定

クロワッサンとドーナツを組み合わせたハイブリッドスイーツ「クロナッツ」をはじめ、驚きが詰まった数々のスイーツで知られる同店。2015年6月、日本1号店を表参道にオープンして以来、行列が絶えない人気店として話題を集めてきた。

そんな同店が日本2号店を出店する銀座三越は、オーナーシェフのドミニク・アンセル氏が初めて来日した際に足を運んだ、思い出深い場所なのだという。

1月27日に開催されたメディア向け発表会でドミニク氏は、「銀座は良いものを知っているお客様が多い土地。展開する商品の50%は銀座店限定のアイテムとなり、日本の文化を反映させた商品展開になる予定です」と説明した。なお、銀座店はテイクアウト専門店になる。

発表会でお披露目されたのは、ドミニク氏らしい感性で作られた、3種類の銀座店限定スイーツ。「Pull-a-Part Flower Cookie(フラワークッキー)」(税抜4500円)は、ローズ風味のクッキーで、可憐に咲く花を表現した一品。食べる時は、花びらに見立てたクッキーを1枚ずつとって味わう。半年ほど前から何十回と試作を繰り返し、年明けにようやく完成したそうだ。

花びらの形をしたクッキーは手に持つと驚くほど薄く、パリッとした心地よい食感。クッキーにはめしべに見立てたライチガナッシュが入っており、ほんのり甘酸っぱい風味を加えている。見た目も味も華やかでまさに“花”そのもの!ギフトにぴったりの商品だ。

「来日する度に、日本のフルーツのクオリティに驚かされている」と話すドミニク氏。次に紹介されたのは、四角いスイカからインスピレーションを得たという「Square Watermelon(スクエア ウォーターメロン)」(税抜720円)だ。

スイカの縞模様やヘタもきちんと再現されており、まずは見た目のかわいらしさに一目惚れ!もちろん味も絶品で、何層にも重なるスイカライムのジュレやピスタチオのムース、ラズベリームースなどが複雑なハーモニーを奏でる。

実際に試食してみたところ、口に入れた瞬間からスイカの爽やかな風味がしっかりと感じられた。ベリームースの酸味も効いているため、見た目以上にさっぱりとした味わいだ。

最後はドミニク氏の想像力に脱帽せずにはいられない「Zero Gravity Cake(空飛ぶケーキ)」(税抜1000円)!宙に浮く風船の中に、軽いシフォンケーキを入れた遊び心満載のスイーツだ。食べる時は先の尖った画びょうなどで、パンッ!と一突き。「ケーキには紐がついているので、跳んでしまう心配はないですよ(笑)」とドミニク氏。

実際に記者も体験してみたが、風船を割る瞬間は、ハラハラドキドキ!手に残るシフォンケーキを目にすると、自然と笑みがこぼれた。ただし割れる時はやはり大きな音がするので、心の準備をお忘れなく…。

シフォンケーキは卵の風味が豊かで、味も大満足。バースデーパーティーなどに用意すれば、盛り上がること間違いなしだ。

今回紹介されたスイーツは、数あるシグネチャーアイテムの中のごく一部とのこと。この他にはどのようなスイーツでワクワクさせてくれるのか、今から3月のオープンが待ち遠しい!【ウォーカープラス編集部/水梨かおる】