27日、韓国メディアによると、数年前に長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国に運び込まれた仏像「観世音菩薩坐像」の所有者を韓国・忠清南道瑞山市の浮石寺と認める判決が出た26日当日、韓国政府が控訴状を提出したことが分かった。写真は浮石寺。

写真拡大

2017年1月27日、韓国・YTNによると、数年前に長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国に運び込まれた仏像「観世音菩薩坐像」の所有者を韓国・忠清南道瑞山市の浮石寺と認める判決が出た26日当日、韓国政府が控訴状を提出したことが分かった。

長崎県対馬市の観音寺から12年に盗まれ、韓国に運び込まれた仏像「観世音菩薩坐像」について、「かつて所蔵していた」と主張する韓国の浮石寺が、韓国政府に引き渡しを求めた訴訟で、韓国の大田地方裁判所は26日、「仏像は日本に略奪された文化財」と判断し、本来の所有者である韓国の浮石寺へ引き渡すよう命じる判決を言い渡した。仏像を日本に返還する必要がないとの趣旨だ。しかし、「明らかな略奪の証拠がない」として、国際条約に基づき仏像を日本に返還するべきとの立場を示してきた韓国政府は、判決が出た直後に控訴状を提出した。

訴訟の過程で浮石寺と韓国政府は仏像が略奪されたものかどうかをめぐって激しい攻防を繰り広げた。また、判決が出された後、浮石寺は「韓国政府が誰のために存在しているのか分からない」と述べ、韓国政府が文化財返還のための積極的な努力をしないことに不満を示した。今回の判決により、仏像は最終判決が出されるまで浮石寺が管理することとなった。

このニュースは韓国のネットユーザーの間でも大きな注目を集めており、記事には「本当に韓国の政府?」「韓国政府は日本国民のために存在しているのか?腹立たしい」「ついに親日政権であることを認めた」「韓国の外交部は本当に深刻。そのうち独島(竹島の韓国名)も日本に渡してしまうのでは?」「慰安婦合意に“仏像を日本に返す”との約束も含まれていたのか?」「訴訟の費用に税金を使わないで」など、韓国政府の控訴に反発するコメントが多く寄せられ、共感を得た。

また、「逆に日本は『正当な方法で日本に運び込んだ』という証拠を示すべき」「悔しいけど日本に返そう。元々は韓国のものだったとしても、窃盗行為を正当化してはいけない」「日本とは感情ではなく理性で戦わなければならない」などのコメントも寄せられた。(翻訳・編集/堂本)