24日、韓国人の今年の旧正月旅行の一番人気は日本で、中でも家族連れなどには温泉の人気が高いと韓国で報じられたが、韓国にも数多くある温泉地の人気は逆に冷め切っているようだ。資料写真。

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2017年1月24日、韓国人の今年の旧正月旅行の一番人気は日本で、中でも家族連れなどには温泉の人気が高いと韓国で報じられたが、韓国にも数多くある温泉地の人気は逆に冷め切っているようだ。韓国・MBCテレビが報じた。

昨年2月の旧正月連休、韓国のある通信会社が、カーナビで検索された目的地のランキングを発表した。これによると、上位には韓国の伝統家屋が並ぶ南部の観光都市・全州や釜山の海雲台ビーチ、そして季節柄もあり各地のスキー場などが並んだが、冬にもってこいの温泉は50位以内に1カ所も入らなかった。1980〜90年代には新婚旅行や家族旅行の人たちでにぎわった超有名温泉地も、今では閑古鳥が鳴く状態なのだ。

朝鮮王朝を開いた太祖・李成桂(イ・ソンゲ)が通ったという伝統を持つ水安堡(スアンボ)温泉も例外ではない。80年代には年間1000万人に上った観光客が200万人台に落ち込んで久しく、シャッターを閉じた飲食店が並ぶほか、宿泊施設の新築工事が中断したまま20年以上も放置された場所もある。施設の大浴場にも人はまばらで、ほとんどが近所の住民たちだ。

一時は新婚旅行地として脚光を浴びた儒城(ユソン)温泉に至っては、今や「観光地」と呼ぶのも厳しい状況だ。居酒屋やマッサージ店が並ぶ温泉街に露天風呂施設は1カ所のみ。各施設の風呂に温泉を引いていることを除けば普通の歓楽街と何ら変わらない。地元のタクシー運転手は「食べるものも見るものもない。商売上がったりだ」と嘆く。

記事は、こうして国内の温泉から人が離れてしまった原因として、韓国に「名前だけの温泉」が多いことを挙げている。韓国では地下から25度以上の水が出れば温泉事業を始めることができ、現在ある500余りの温泉のうち6割は、30度以下の地下水を加熱して「温泉」としているそうだ。一方、高い効能で知られた温泉も、地域経済の低迷から十分な投資がままならず、施設自体がどんどん時代遅れになっているという問題もある。各地で温泉観光を再び盛り上げようと知恵を絞っているものの、単発のイベント開催などにとどまっているのが現状という。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「韓国の温泉はなんだか汚らしいし、お湯自体が加熱したもの、どうしようもないよ」「自業自得の面が大きいと思う」「韓国の温泉は町中の銭湯にも劣るような所が多い。町のサウナの方がまし」「駄目な原因の9割はぼったくりだね」「韓国の温泉施設は古くて汚い」など、韓国の温泉地に対する苦言が寄せられている。

また「日本のようにちゃんとした温泉にしなよ。そしたら来るなと止めても人が押し寄せるさ」「どうしようかと悩むなら、日本の温泉地に行ってからにすることだね」「日本の旅館みたいにきちんと整備すれば冬は人でごった返すはず」「日本みたいに何か特色が必要だよ。銭湯やモーテルレベルの施設は全面的にリノベーションしてほしい」など、日本の温泉を例に挙げた提案も寄せられた。(翻訳・編集/吉金)