トム・ハンクス

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米ロサンゼルスで1月24日(火)に発表された、第89回アカデミー賞ノミネート。その中にはいくつかサプライズが含まれていたが、それに関して米Varietyが行ったアンケートによれば、名優トム・ハンクス(『ハドソン川の奇跡』)の"落選"はさほど驚きではなかったようだ。

「ノミネートされなかったもので最もショッキングだったのは?」というテーマで実施されたアンケートの結果は以下の通り(1月26日時点)。

1.『メッセージ』エイミー・アダムスの主演女優賞落選...45.56%
2.『ハドソン川の奇跡』トム・ハンクスの主演男優賞落選...15.11%
3.『デッドプール』候補ゼロ...12.99%
4.『ファイディング・ドリー』候補ゼロ...10.18%
5.『沈黙 -サイレンス-』マーティン・スコセッシの監督賞落選...9.21%
6.その他...6.95%

過半数近い票(45.56%)を集めたのは、今年最多ノミネート(14)を記録した『ラ・ラ・ランド』に次いで8部門で候補に挙がっている『メッセージ』で主役を演じたエイミー・アダムス。作品自体が高く評価されていることに加えて、エイミー自身も過去に5度ノミネートと実績は十分。しかもアカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞で候補となっていただけに、外れたことを意外に思った人が多かったようだ。

一方、同じく5度のノミネートを誇り、そのうち『フィラデルフィア』と『フォレスト・ガンプ/一期一会』で2度主演男優賞に輝いたトムが外れたのに驚いたという意見は、エイミーの票の3分の1(15.11%)にとどまった。こちらはゴールデン・グローブ賞で候補入りしていないほか、トムがアカデミー賞で最後にノミネートされたのは16年前の『キャスト・アウェイ』と、同賞からしばらく遠ざかっていることも影響したのかもしれない。

ちなみにエイミーとトムの二人は、ノミネート発表直後、アカデミー賞公式サイトで誤って候補者として名前が載せられていた。ミスはすぐに修正されたが、エイミーの"ノミネート取り消し"がTwitter上で騒がれるなど、このアクシデントも人々が受けたインパクトを後押しすることになったようだ。

また、ゴールデン・グローブ賞のコメディ/ミュージカル部門で作品賞と男優賞の候補に挙がっていた『デッドプール』は今回は候補外。2016年の全世界興行収入で2位(10億ドル)となった『ファイディング・ドリー』は、同じくディズニー作品『ズートピア』の存在もあってか、長編アニメーション映画賞へのノミネートはならなかった。そして、マーティン・スコセッシ監督が20年以上かけて遠藤周作の小説を映画化した『沈黙 -サイレンス-』は、撮影賞で候補となったものの、スコセッシにとって9度目となる監督賞ノミネートは実現しなかった。

なお、全部門のノミネート結果は当サイトの編集部トピックス&動画/突撃レポートにまとめてあるので、前述した以外にどんなサプライズがあったのか気になる方はそちらでご確認を。

第89回アカデミー賞授賞式は、日本ではWOWOWにて2月27日(月)10:00より二ヵ国語版が生中継。その直前の9:00からはレッドカーペットの模様が無料放送に。そして同日21:00からは字幕版がオンエアとなる。(海外ドラマNAVI)