25日、韓国国政介入事件の核心人物、崔順実被告が特別検察官の事務室に強制連行された際、その場に居合わせた1人の「おばさん」が一躍脚光を浴びている。資料写真。

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2017年1月25日、韓国国政介入事件の核心人物、崔順実(チェ・スンシル)被告が特別検察官(特検)の事務室に強制連行され「自白を強要された」などと叫ぶ様子が日本でも大きく報じられた。韓国でもちろんトップニュースになったこの一件だが、韓国では、この場に居合わせた1人の「おばさん」が一躍脚光を浴びている。

25日午前11時16分、特検チームに強制連行された崔被告は「とても悔しい」「ここはもはや自由民主主義の特検ではない」などと絶叫しながら刑務官に建物のエレベーターに押し込まれた。この時、崔被告とは別の女性の声が現場のマイクにとらえられていた。「どんな顔の人間が国を騒がしくしているのか気になって見物に行った」というイムさんが、崔被告の絶叫する姿にあきれて飛ばした「染病(ヨムビョン)だね」というやじだ。

「染病」は日本語で「腸チフス」の意もあるが、こうした場面で使われた場合、「ばかなこと言ってるんじゃないよ」「まったくおかしなもんだよ」といったニュアンスになる。このやじは、捜査の行方にもやもやとした思いを抱く韓国の人々に相当痛快に響いたようで、一連の事件をスクープしたJTBCテレビの番組では「最近の言葉で言えば『サイダー(のようにすっきり爽快)』といった反応が起こっている」と紹介された。また、イムさんが清掃員として働いていることも広まり、韓国ネットの検索ワードランキングで「お掃除おばさん」の語がランクインする盛り上がりをみせた。

「お掃除おばさん」の存在を報じた記事にもネットユーザーから多数のコメントが寄せられ、「最高!」「染病だね…今年の流行語の予感」「かわいいおばさま。全国民の代弁者になりましたね!お疲れさまです」「とにかくすっきりした」「崔順実へのやじとしては軽過ぎる。あそこまで面の皮が厚い人間はいない」「お掃除おばさんのこのせりふでCMを1本撮ってほしいな」などの声が多くの共感を得ている。

また一部、「お掃除おばさんの個人情報が公開されてしまわないか心配」「お掃除おばさんを守って」など、イムさんの身を案じる声も寄せられた。(翻訳・編集/吉金)