2016年の中国自動車市場では小型車に対する減税やSUV市場の人気高騰を背景に、日系車は好調な販売を記録したが、それだけに韓国車の不調が際立つ結果となったともなった。(イメージ写真提供:123RF)

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 2016年の中国自動車市場では小型車に対する減税やSUV市場の人気高騰を背景に、日系車は好調な販売を記録したが、それだけに韓国車の不調が際立つ結果となったともなった。

 中国メディアの今日頭条は、韓国の自動車メーカーが中国市場で苦戦している理由と今後の状況について予想する記事を掲載した。

 記事によれば、中国でかつて販売を急激に拡大し、シェアを高めてきた韓国車は、中国国内に工場を建設し、さらなる拡大を期待していたとしながらも、ここ1-2年は減速傾向にあると指摘。今では中国勢メーカーが韓国車のポジションを奪いつつあると主張し、韓国車は常に「ローエンド戦略」を取ってきたため、力をつけてきた中国車メーカーの「最初の打撃目標」が韓国車になったと主張した。

 また、韓国車の販売不振には政治的要因もあるという。韓国がTHAADミサイルシステムの配備を決めたことに強く反発した中国が、禁韓令を敷いているからだ。スマートフォン市場で中国メーカーが台頭すると同時に韓国メーカーがシェアを失いつつあるのと同様に、自動車市場でもいったん韓国ブランドが崩壊すれば、中国ブランドにシェアを奪われることになるだろう、と今後さらに販売が落ちる可能性を示唆した。

 記事は、韓国車は本来、中国メーカーが得るべき利益を得てきたメーカーだと主張。最近では市場での競争力を失っていることから、中国メーカーの猛攻撃に遭っており、しかもTHAAD配備を撤回しない限りは引き続き中国政府による報復を受けると主張、何らかの手を打たないと韓国車の急回復は難しいとの見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)