26日、第一財経日報は、日本で100年以上続くいわゆる「100年企業」の長寿の秘密について紹介する記事を掲載した。資料写真。

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2017年1月26日、第一財経日報は、日本で100年以上続くいわゆる「100年企業」の長寿の秘密について紹介する記事を掲載した。

日本で創業から100年続く企業の数は2万2000社あると言われる。一方、中国ではわずかに十数社で、最も古い企業でも明代の嘉靖9年(西暦1530年)創業の六必居だ。記事は、日本にこれほど長く続く企業があるのはもちろんそれなりの理由があると指摘。その理由として、「独特な家族制度」と「“変”と“不変”」の2つを挙げている。

「独特な家族制度」とは養子のこと。一般的には家族経営は血縁を基礎とすることがほとんどだが、「日本の場合は息子がいない場合は婿養子や養子をもらうことで伝統を継承していく」と指摘。静岡県の斎藤商店やスズキ株式会社では、娘婿が跡取りになってきたことを例に、「血縁は企業存続の基本的な要件ではなく、企業の存続こそが何より重要なのである」としている。

「“変”と“不変”」については、1903年創業の静岡県牧之原市の高柳製茶を紹介。同社は「100年前からやることは何も変わっていない」といい、経済が低迷し、お茶が売れなくなった苦しい時期も仕入先の農家との関係を大事にしてきた。農家からはできるだけ高く茶葉を買い、消費者にはできるだけ安く提供することで長く続けられたという。記事は、「まずは本業にしっかりと勤しむことが大事。もうけられるものにすぐに飛びつくような経営では本業が疎かになり、長くは続かない」としている。

一方で、時代の流れとともに変化することの重要性も指摘する。創業300年以上の相良物産は、肥料店からスタートし、その後、茶業や農薬、プロパンガス、保険など、時代の流れに合わせた商材を扱うことで発展してきた背景がある。記事は、「中短期的な不変と長期的に変化を求めていくことが重なり合うことで、企業の寿命が延びていくのだろう」と分析している。(翻訳・編集/北田)