(写真提供=SPORTS KOREA)大谷翔平

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3月に始まる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。第1回、第2回大会を連覇した日本は、今大会も優勝候補の筆頭だ。

第2回大会の決勝戦で優勝を争った韓国も日本代表に注目している。

1次ラウンドで日本はプールB、韓国はプールAとなっているため、両国が対戦することはない。しかし、両国が1次ラウンドを勝ち抜けば、2次ラウンドで早くも対戦することになる。

韓国が注目している日本の選手は、やはり日本ハムの大谷翔平だ。

韓国メディアが報じる“大谷像”

韓国メディアが彼をどう報じているのかを見ていこう。大谷翔平の関連ニュースを報じる韓国メディアは多い。

「日本の怪物投手・大谷、WBCキューバ1次戦の先発起用」(『聨合ニュース』)、「“打撃キャリアハイ”大谷、2017年さらなる進化を予告」(『SPOTV NEWS』)、「日本も悩む“国家の宝、大谷をどうやって使うか”」(『ノーカットニュース』)、「大谷の指先から人類最高球速が出るのか」(『国際新聞』)、「大谷、打球速度も223キロで“世界最高記録”?」(『スポーツ京郷』)といった見出しが並ぶ。

「怪物」「二刀流」などの修飾語で紹介されることが多いようだ。

「“マンチッナム”さえも平凡にしてしまう大谷翔平の成功秘訣」と見出しを打ったのは『毎日経済』だ。

“マンチッナム”とは、マンガの中から出てきたような男という意味で、圧倒的な能力を持った人やイケメンによくつけられる賛辞。

同紙は大谷の昨シーズンの成績を詳細に報じながら、「このような成績は言葉通り、想像を超えるものだ」と紹介。続けて「野球マンガを見ると、4番でエースという主人公が登場する。しかし、その主人公はほとんどが高校野球の選手だ。プロ野球チームの中心打者でエースという主人公は、マンガにも出てこない」と舌を巻いている。

『KBS NEWS』は「“二刀流”で日本野球のトップとなった大谷翔平」と報じた。

「“二刀流”とは、2本の刀を使った剣術だ。織田信長や豊臣秀吉が登場する戦国時代でもない最近、侍の剣術の流派が日本で、正確には日本プロ野球界で大きな話題となっている」と始まり、「どちらか一方を放棄するにはもったいなくて投打を兼業する選手」と紹介している。

WBCで韓国代表と対戦する可能性もあるため、「この大谷にどう対処するかでWBC韓国代表の成績も変わってくるように思える。両刀を防ぐ亀甲船になるのは誰だろうか」と締めくくった。

国宝という表現は松坂以来

もちろんスポーツ紙の注目も高い。

『イルガン・スポーツ』は「日本はなぜ“WBCの大谷”に注目するのか」という記事を掲載した。

まず、「日本のメディアは大谷を“日本の宝”と呼ぶ。田中将大やダルビッシュ有が登場したときも、“国宝”という称号はなかった。西武時代の松坂大輔以来、初めての表現だ」としながら、大谷が注目される理由をいくつか挙げている。

そのなかで興味深いのは、「日本野球界は大谷を“日本野球の優秀性”の象徴と考えている」という分析だ。

要約すれば、他国にとって大谷という存在は「日本にはこんな選手がいる、あなたたちのチームにはいるか?」というメッセージになるという。

そして同記事は、こう締めくくられる。

「大谷は現在、新しいタイプの“英雄”になっている。今回のWBCで大谷の存在は、日本野球を超えて世界に浮上するはずだ。大会後、大谷の名前を覚えられない人たちもこう話すだろう。“あ! 160キロを投げてホームランを打つ選手だ”と」

「日本で注目される理由」と題しているが、大谷がいかにすごい選手であるかが伝わってくる内容だ。

いざWBCで対戦するとなると報じ方は変わってくるかもしれないが、今のところは多くの韓国メディアも称賛を惜しんでいない。

大谷翔平の衝撃や可能性は、韓国でも高い評価を得ているようだ。

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(文=S-KOREA編集部)