「人間の証明」で13年ぶりに共演を果たす藤原竜也&鈴木京香

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 1977年に松田優作&岡田茉莉子主演で映画化された森山誠一の小説「人間の証明」が、藤原竜也、鈴木京香主演でドラマ化されることが決定。映画のほか1978年、2004年にもテレビドラマが製作されている本作を再び映像化するにあたって、藤原は「過去の優れた戯曲を演じるときに感じることと同じで、時代とか社会情勢というのは、先に進むんじゃなくて結局同じ場所を回っているということ。この作品にもきっと改めてハマってしまう時代があって、それが今なんじゃないかと思います」、鈴木は「今の時代がまた、弱い者が弱いまま這い上がれないような、厳しい世の中になってきていることがあるのかなと感じます」としている。

 原作は1976年に発表され、現在までに累計770万冊以上を売り上げているベストセラー小説。1977年の映画版は、劇中に用いられた「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」という西條八十の詩のインパクトと共に今もなお、名作として語り継がれている。今回のドラマ版では、原作に忠実に終戦直後から1970年代の昭和を舞台に、黒人青年殺害事件を追う刑事・棟居(藤原)、捜査の過程で浮上する大物議員の妻でカリスマ美容家の恭子(鈴木)らのドラマが展開。「ナオミとカナコ」「Chef〜三ツ星の給食〜」(ともに2016・フジテレビ系)などの浜田秀哉が手掛けた脚本は藤原を「役者を何年やっていても巡り合えないだろうと感じたほど、本当に欠点のない台本」と言わしめている。

 藤原とNHK大河ドラマ「新選組!」(2004)以来の共演となる鈴木は、「この13年で藤原君のどういうところが変わったのか、お相撲のがっぷり四つのように、しっかり向き合ってお芝居したい」としながら「母親役は何度もやらせていただいていますが、今回は人に言えない過去を持つ女性ですから、普通の意識だけではいけないなという思いがあります」と難役に挑む意気込みを語っている。

 棟居と行動を共にするベテラン刑事に緒形直人、昔の恭子を知る老女役に草笛光子、捜査の全権を握る捜査一課キャップ役に宅麻伸らベテランが脇を固める。(編集部・石井百合子)

ドラマスペシャル「人間の証明」は2017年春、テレビ朝日系にて放送