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非常に「らしい」モデルをひっさげて、オンキヨーがスマホ市場に参入です。

言わずと知れたオーディオブランドの「オンキヨー」が、ハイレゾ対応のSIMフリースマホ『GRANBEAT DP-CMX1(B)』を発表しました。ハイレゾ音源に対応するスマホは今では珍しい存在ではなくなりましたが、この『GRANBEAT』は業界最高水準のDACとアンプを搭載し、同社のAndroid搭載ハイレゾオーディオプレイヤー『DP-X1A』と同等のサウンドクオリティを持っているとのこと。

どちらかといえば「通信・通話などのスマホ機能がついたハイレゾプレイヤー」と言ったほうがしっくりくる仕上がりです。外観もアルミ無垢材から削りだされた筐体をはじめ、オーディオ機器らしい質感の高さが印象的なモデルとなっています。

「オーディオ+スマホ」ならではの設計





開発にはスマホ端末のノウハウを持つ富士通コネクテッドテクノロジー株式会社が協力。Android 6.0、Qualcomm社のヘキサコアCPU(MSM8956)や3GBのメインメモリといった部分では一般的なAndroidスマホのように思えますが、その随所にハイレゾ音楽の再生を想定した独特のスペックが見られます。内蔵ストレージは大容量の128GBとなっており、さらに最大256GBまでのSDカードによる拡張に対応(最大合計384GB)。ハイレゾの楽曲データを大量に持ち運ぶことが可能です。もちろん同社のハイレゾ配信サイト「e-onkyo music」にスマホとして直接アクセスできるので、ハイレゾ楽曲の購入から再生までをこの『GRANBEAT』一台で完結させることができるというわけ。



また、無線機能搭載によってどうしても発生してしまうノイズからオーディオ基板部を守るため、独自のシールド技術を搭載。しかもAndroid基板とオーディオ専用基板を完全に分離させ、基板内でも役割ごとにブロック化を徹底したといい、基板設計レベルで音質を最優先した開発思想がうかがえます。

ハイレゾプレイヤーとしてのスペックは?





一般的な3.5mmのオーディオ出力端子(マイクつきイヤホン対応)に加えて2.5mm/4極バランス出力端子を備えていることからもわかるように、スマホとしては世界初となるヘッドホン用のフルバランス駆動回路を搭載。対応ヘッドホンを接続すればハイレゾはもちろん、各種サウンドをより高音質に再生できます。また、Qualcomm aptX HDにより、Bluetoothでも48kHz/24bitのハイレゾ出力が可能。ワイヤレス環境でも高音質を実現しています。



画面消灯時でも音楽再生操作ができるよう、側面にはPlay/FF/FRボタン、そしてスライド式のHOLDスイッチを配置。なめらかな音量調整ができるロータリーエンコーダー式のボリュームノブと相まって、音楽プレイヤーとしての操作感はよく作り込まれていると感じられました。音楽再生で使うシーンは少ないかもしれませんが、下面にはフルレンジのダイナミック型スピーカーも。



ちなみに再生可能な音楽ファイル形式はDSD/DSF/DSD-IFF/MQA/FLAC/ALAC/WAV/AIFF/Ogg-Vorbis/MP3/AAC。サウンドカスタマイズ機能も充実しており、プレシジョンEQ、アップサンプリング、アップサンプリング、リアルタイムDSD変換、ロックレンジアジャスト、デジタルフィルター、フィーチャードEQなどを駆使した音の作り込みが楽しめます。

SIMフリースマホとしての見所は?





スマホとして見ても個性的で魅力ある端末となっており、2つのnano SIMによる同時待ち受けが可能な「デュアルSIMデュアルスタンバイ」(DSDS)仕様。4G LTEに対応しているのはSIM1スロットのみですが、国内ではドコモ系のMVNOをサポートします。SIMカードとmicro SDカードのスロットが独立しているのも実用的ですね。



ディスプレイは5.0インチで解像度1920×1080ピクセルのIPSパネルで、ゴリラガラスVer.3を採用。もちろんカメラもあり、メインカメラは16メガピクセルでソニー製Exmor RSセンサー搭載です。音楽に特化した端末とはいえ、スマホとして不可欠なGPSや各種センサー類はしっかり備えているので、実用面では問題なし。3000mAh/3.8Vのバッテリーは25時間の音楽再生を可能とし、待ち受け時間は480時間、連続通話時間は22時間になるとのこと。



発売は2月下旬の予定とされており、すでにオンキヨーダイレクトでは予約がスタートしています。価格は税込価格で9万1584円ですが、ハイレゾプレイヤーとスマホがセットになっていると考えれば悪くないお値段といえるかもしれないですね。筐体の質感が高いこともあり、入手すれば自慢できるスマホ端末になることは間違いなさそう。

強いて難点を挙げるとすれば、厚みのあるやや大振りなサイズ感(142.3×72×11.9mm)と、オーディオ機器ならではの234グラムというズッシリした重量感。これらを許容できるなら、日常的に普段使いのスマホとして、そしてハイレゾプレイヤーとしてもガシガシ使い倒していきたいですね。

 

文/ワタナベダイスケ(編集部)

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