ドイツ・プレミアムCセグメントのアウディA3/S3スポーツバックとA3/S3セダンがマイナーチェンジを受けました。発表会場にはアウディに似合う女性ということでしょう。女優の田丸麻紀さんもゲストとして登場しました。

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以前はアウディA7にお乗りだったという田丸さん。アウディらしい最新のハイテク装備類に感動する、とのこと。

さて、スポーツバックは2013年9月以来の改良で3年4か月ぶり、セダンは2014年1月の導入以来の初のマイナーチェンジ。

装備面での注目点は、最新の安全装備の採用。ブレーキやアクセルをシステムが自動制御して車間距離と速度を一定に保つ「アダプティブクルーズコントール(ACC)」をはじめ、追突防止、歩行者保護のための衝突被害・軽減ブレーキ(自動ブレーキ)を含めた「アウディプレセンス フロント」が全車に標準装備されています。

ほかにも、車線維持のステアリング操作を助ける「アウディアクティブレーンアシスト」、車線変更時の危険を減らす「アウディサイドアシスト」、渋滞時のドライバーの負担を軽減する「トラフィックジャムアシスト」などの先進システムも選択できるようになります(2017年夏以降の販売モデルより「セーフティパッケージ」としてオプション設定)。

パワートレーンでは、FFモデルは従来の1.4TFSIエンジン(122ps)と7速Sトロニックの組み合わせを踏襲。AWDのquattroモデルは、従来の1.8 TFSIからアウディ独自の新しい燃焼方式「Bサイクル」を採用した新エンジン(190ps)を発揮する2.0 TFSIが搭載されています。

「Bサイクル」は、ミラーサイクルの一種といえる燃焼方式で、S4/S4アバントにもすでに採用されています。一般的なミラーサイクルエンジンでは、吸気時にバルブを通常のエンジンよりも早めに閉じることで空気量を下げて(圧縮行程前段階の)膨張比をアップさせ燃費効率を高めています。

一方のアウディではこれに、ターボによる過給システムと可変バルブタイミング機構を組み合わせ、圧縮比をさらに高く設定することで、高出力と高燃費を両立させた「Bサイクル」と呼ばれる独自の燃焼方式を開発。なお、「Bサイクル」の「B」は、発案者のDr.ラルフ ブダック氏のイニシャルから命名されたそう。

アウディS3用の高性能版2.0 TFSIの最高出力を従来の285psから290psに引き上げるとともに、組み合わせるSトロニックトランスミッションも、従来の6速から7速化され、走りと燃費の向上が図られています。

外観では、シングルフレームグリル、バンパー、ヘッドライト、リヤディフューザーなどのデザインが変更され、スポーティな印象を強調。ヘッドライトはバイキセノンが標準で、オプションでLEDヘッドライトを選択すると、リヤコンビネーションライトに「ダイナミックターンインディケーター」が組み込まれます。

内装では、フルデジタルの多機能ディスプレイ「バーチャルコックピット」をアウディA3シリーズに初めて設定。MMIコントロールユニットも刷新され、操作性を向上。さらに、オプションのナビとの組み合わせで、「アウディ スマートフォンインターフェイス」が利用できるようになったことで、iPhone、Androidの両方のスマホに対応。

アウディA3スポーツバックの価格は、293万円〜429万円、S3スポーツバックは606万円。A3セダンは311万円〜447万円。S3セダンは624万円です。

(塚田勝弘)

アウディA3/S3がマイナーチェンジで安全装備を充実し、渋滞追従運転も採用(http://clicccar.com/2017/01/26/440547/)