手術で顔面が腫れあがり片目を失明した女性(出典:http://www.dailymail.co.uk)

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海外セレブの間では、ボトックスやフィラー注入などで、若々しさを保つことがもはや当たり前のようになっている現代。アメリカではそうした施術は市民にも人気があるようで、毎年1,500万人がボトックス注入や豊胸手術をしているという。しかし、いい加減な施術を行うクリニックにかかってしまうと取り返しのつかない結果を生むことになってしまう。このほどフィラー注入により顔面が破壊し片目を失明してしまうという悲劇に見舞われた女性のニュースを『Independent』など各メディアが伝えている。

米ロサンゼルス在住のキャロル・ブライアンさん(54歳)は、南フロリダに住んでいた30代の頃からボトックスを注入するなど美への関心が高かった。これまで何の問題もなく過ごして来たのだが、2009年にフィラー注入を試みたことで人生が変わってしまった。

キャロルさんは更なる若さと美しさを求めて、整形美容医の勧めるまま額と頬骨のボリューム調整のためにフィラー注入をした。しかしその3か月後、痣ができ額が腫れあがる副作用に襲われた。

フィラーとしては使用できないはずのシリコンを、他の成分と混合したものを注入器に入れて施術したことでキャロルさんの顔面は膨張し、額部分の皮膚が瞼を覆うほど垂れ下がってしまったのだ。数回にも及ぶ矯正手術も容態を悪化させただけであり、キャロルさんは不運にも額の腫れを取り除く最初の手術で、視神経が損傷し右目を失明するという悲劇に見舞われた。

「あの頃の私は額が膨れあがり、まるでエイリアンのようでした。部屋に籠りっきりになり、家族や友人から孤立して誰にも顔を見られたくないという気持ち以上に、自分の顔を鏡で見ることができないほどでした。落ち込んで、自殺しようかとさえ思ったこともありました」とキャロルさんは英紙『Independent』に語っている。

3年間、キャロルさんは世間から隠れるように暮らしてきたが、娘のサポートもありフロリダからロサンゼルスへと移り住んだ。そしてUCLAの医師のもと矯正手術を行ったが、その痛みは想像を絶するものだったという。

「治療には自分の皮膚を使いました。背中の皮膚を額に移植する手術は17時間もかかり、その痛みは言葉では言い表すことができません」とキャロルさんは話す。その後も数回手術を受けたキャロルさんだったが、どれも激痛に耐えなければならなかったという。しかし現在は、ようやく心身ともに回復し「生きていて良かった」と思えるようになったそうだ。

キャロルさんは金輪際、美容整形はしないと断言している。そして自らの経験から、美容整形をこれから受けようとする人たちに「私は、美容整形をすることに反論しているのではありません。ただ、それがあなたに本当に必要なことなのかどうか、しっかりと考えてほしいだけなのです」と訴えており、何らかの原因で外見が損なわれてしまい容姿に悩んでいる人たちへのサポートやアドバイスを行っている。

出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)