なぜ宇宙を感じるのか。

人間って不思議ですね。国や言葉が違っても、他愛もない毎日の中にちょっとした喜びや感動が隠れているのは同じなようです。

Wiredがレポートしたのは、ウェブサイト「Astronaut」。このサイトは、先週1週間にアップロードされたYouTubeのビデオの中で、「DSC 1234」のような無機質なファイル名を持っていて、再生回数がほぼ0のビデオをランダムに抽出。それらをスライドショーのように短く繋げて、延々と流してくれます。

これがなんとも言えない気持ちにさせてくれるんです。こちらはウェブサイトに書かれている序文。

今日、アナタは宇宙飛行士です。地表から100マイル宙を漂っています。窓から覗いたら見える景色がこれです。あなたは人間観察をしています。これらは儚い瞬間たちです。

これらのビデオはYouTubeから来ています。先週アップロードされたもので、「DSC 1234」や「IMG 4321」といったタイトルがつけられています。再生回数はほとんど0回です。名前も無く、編集されてない、誰にも見られていないビデオです、そうアナタが見るまでは。

「GO」ボタンを押すとビデオストリームが開始されます。ビデオは定期的に変わっていきます。もしも1つのビデオを長く見たければ、ボタンを押して下さい。

抽出されるビデオの条件から、再生されるビデオはホームビデオのようなものが多くなっています。子どものドッジボール大会の撮影だったり、闘鶏に騒ぐ男たちだったり、スノーボードの景色だったり、ディナーでの人々の笑顔だったり...。そう、全く知らない人のビデオなのに、世界のどこかで誰かが、素直に「ああこの瞬間を撮りたい」と思ったんだな、とじわじわ胸に来るんです。

切ないのは、これらのビデオが再生回数がほぼ0だということ。捉えたい瞬間を捉えても、結局ビデオにすると大したことなくて見なかったりするんですよね。うーん、深いです。

Astronautはコチラからお楽しみください。

10周年を迎えたYouTube、最初に投稿された動画はコレ

image by BlueOrange Studio / Shutterstock.com
source: Wired, Astronaut

(塚本 紺)