25日、汚職・腐敗防止活動を展開する国際NGOトランスペアレンシー・インターナショナルが発表した2016年の腐敗認識指数で、中国の「清廉度」は世界176カ国・地域で79位となったことに疑問の声も出ている。写真は北京。

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2017年1月25日、汚職・腐敗防止活動を展開する国際NGOトランスペアレンシー・インターナショナルが発表した2016年の腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index)で、中国の「清廉度」は世界176カ国・地域で79位(100点満点で40点)となり、前年の83位(37点)から順位とスコアを上げた。同指数は各国の公務員や政治家などが賄賂などの不正行為に応じるかどうかを数値化してランキングしたもの。

米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の中国語ニュースサイトによると、中国の順位とスコアについて実際の状況が反映されていないと指摘する学者もいる。

米国在住の独立系研究者の王康氏は「中国の腐敗程度を海外機関が精査することはできない」とし、「40点という評価は高すぎる。実際のスコアは10でも良いくらいだ」と指摘する。習近平(シー・ジンピン)指導部の反腐敗運動については「中国の腐敗を語るには公務員に対する評価だけでは不十分だ。軍部の腐敗も深刻だ。習氏の権力も拡大を続け、世界の国々の中で最大の権力を有している国家指導者となっている。権力は腐敗を招くものであり、絶対的な権力は絶対的な腐敗を招く。腐敗の定義はもっと拡大されるべきだ」と語っている。

米トレド大学名誉教授の冉伯恭氏は「習氏によるここ数年間の反腐敗闘争は一定の成果を上げている。だが末端での腐敗現象は依然として深刻だ」との認識を示している。

首位はデンマークとニュージーランド(90点)、日本は20位(72点)だった。(翻訳・編集/柳川)