25日、テレビ朝日「報道ステーション」では「異種対談」として、サッカー・中村俊輔と体操・内村航平による対談を放送。二人は理想のプレーやカラダの衰え、それぞれ変化した環境について語り合った。

まずは内村から「理想のプレーができた時ってありますか?」と訊かれた中村は、「一瞬一瞬ではありますね」と返答。「3年に1回か、4年に1回なんですけど、練習もしてなかったようなプレーが出せる時がある」として2003年のコンフェデレーションズカップにおけるプレーを挙げ、「クルクル回ったりし始めて。そんなこと練習でも遊びでもしたことないのに。絶対無意識でやってる。できちゃうことが4年に1回くらいあるんで、そのプレーは大事にしている」と説明した。

すると「着地の前に“これ絶対止まった”という瞬間がある」と自身の経験を紹介した内村も、「回ってる上の時に“ピタ”って(着地が成功すると確信した)」などといい、「練習でやってる感覚がそのまま出る」と続けた。

また、年齢によるカラダの衰えが話題になると、中村は「落ちてるなっていうのは単純に認めます」とキッパリ。「言い方ですけど、どうやって誤魔化していこうか。そこは団体競技のいいところなので、そんなに走れなくなっても、いいパス1本を正確に蹴ってFWの選手が決めたりすれば一つの評価になる」と、これをカバーするテクニックの一端を明かした。

一方、中村から「31歳の時に東京(五輪に出場する)。イメージあるんですか?」と訊かれた内村は、「全然イメージがわかないですね」と苦笑い。「これからどうなるかが全然読めない。28歳以降の競技人生が。これ以上上がっていくことはないかなと思ってて、落ちないように頑張って維持して、それで東京オリンピック出れるかって言ったらそうじゃない」と、複雑な胸中を語る。

その他に、ジュビロ磐田への移籍について質問された中村。「この歳でこういう感じで移籍するとは思わなかった」と前置きすると、「サッカーの根本的な楽しさとか喜びを求めてチームを変えた。それは選手として僕の中ですごい重要なことだった」とコメント。すると、昨年プロ転向を果たした内村も「何も分からない状況ではある」としつつも、「競技を一番楽しんでそれに結果がついてくれば。あと広めていく活動を」と意気込んだ。