メアリー・タイラー・ムーア

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1970年から1977年まで続いたシットコム『The Mary Tyler Moore Show(原題)』の主役などで知られるアメリカの伝説的女優メアリー・タイラー・ムーアが80歳で死去したことが明らかとなった。米New York Timesなど複数のメディアが報じている。

25日(水)、米TMZがコネチカット州の病院にいるメアリーが危篤状態であると伝えていたが、その後家族に看取られて息を引き取った。2011年に脳の手術を受けており、それ以外にも長年の間、糖尿病を含む複数の健康障害を抱えていたことも明らかになっている。

17歳の時、ダンサーを目指していたメアリーはテレビコマーシャルの仕事がきっかけで芸能の仕事をスタート。ダンサーとして小さな役でTVの仕事をこなしていたが、1961年から5年間放送された米CBSのシットコム『The Dick Van Dyke Show(原題)』にて、ディック・ヴァン・ダイク(『Dr. マーク・スローン』)演じる主人公の妻役に抜擢され大ブレイク。その後、主演を務めた『The Mary Tyler Moore Show(原題)』は3度のゴールデン・グローブ賞を受賞。今作でメアリーが演じた30歳を超えていながらも結婚にこだわりを持たないキャリアウーマンというキャラクターは、フェミニストアイコンとして女性に支持され、アメリカ社会に大きな影響を与えたことで知られている。その後も数多くのTVシリーズや映画で活躍しており、1980年の映画『普通の人々』ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされている。晩年では『アシュトン・カッチャーの70'sショー』、『リップスティック・ジャングル』などにゲスト出演をしていた。

1996年の映画『アメリカの災難』で共演をしたベン・スティラー(『LIFE!/ライフ』)は「自分でも訳が分からなくなるほど、メアリー・タイラー・ムーアのことは色んな意味で本当に大好きでした。アメリカ文化と思想に多大なる影響を与えてくれました。心からお悔やみ申し上げます」とツイート。YouTubeスターからゴールデン・グローブ賞女優へと華麗なる転身を果たしたレイチェル・ブルーム(『クレイジー・エックス・ガールフレンド』)は「彼女の存在なしでは、私が今していることはできなかったでしょう」と追悼のメッセージを投稿している。

アメリカのTV界だけでなく、女性にとって大きな存在であるメアリー・タイラー・ムーア。彼女の冥福を心より祈りたい。(海外ドラマNAVI)