映画『WE ARE X』より
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 人気ロックバンド X JAPAN の光と闇を、ハリウッドの製作チームがドキュメンタリー作品として収めた映画『WE ARE X』の日本公開日が3月3日に決定した。本作には、世界への挑戦、hideとTAIJIの死、Toshlの洗脳、脱退・解散……とバンドを襲った悲劇も含めて、結成後30年以上にわたる X JAPAN の歴史が収められている。

 X JAPAN のリーダーYOSHIKIは、25日に放送されたニコニコ生放送「YOSHIKICHANNEL」の番組で、本作の日本公開やサウンドトラックの発売が決定したことなどを発表。サウンドトラックには映画のテーマ曲になっている X JAPAN の新曲「La Venus」のアコースティックverも収録され、映画公開と同じ3月3日より発売される。

 また番組内でYOSHIKIは、数年前よりアメリカのエージェントから「X JAPAN というドラマを映画にすべき」と助言されていたものの、「そもそも僕はこの映画を作りたくなかったんです」と告白。その理由について、「X JAPAN のラストライブの映像化も、2年くらいかかったんです。あのライブを観返すのが本当につらくて、チェックもできないような状態が続きました。だから、ラストライブの時でさえそうだったのに、今までのストーリーを語るなんて考えただけでゾッとした。だからこの映画も同じで、制作に数年の年月が必要だったんです」と当時の心境を交えて説明する。

 しかし、映画化への決心がついた理由は「Xのストーリーは、日々生きるのがつらいと思っている人や死んでしまいたいと感じている人を救えるんじゃないかと言われたんです。それで、じゃあ作ってみようかなと思えた」から。

 本ドキュメンタリーは、第85回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞『シュガーマン 奇跡に愛された男』の製作陣が参加し、X JAPAN の栄光と挫折を切り取った作品。世界20か所以上の映画祭に出品され、昨年1月にはアメリカ・サンダンス映画祭で最優秀編集賞を受賞、3月には映画や音楽の祭典SXSW(サウスバイサウスウェスト)でデザイン部門観客賞を受賞している。(編集部・井本早紀)