60曲以上ものヒットナンバーが登場 (C)Universal Studios.

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 人気ミュージシャンのヒットナンバーが60曲以上も使用される長編アニメ「SING シング」の日本語吹き替え版が、世界で唯一歌唱シーンも含めた“全編吹き替え版”で製作されることが決定。音楽プロデューサーの蔦谷好位置と作詞家のいしわたり淳治が、それぞれ日本語吹き替え版の音楽プロデュースと日本語歌詞の監修を務めることがわかった。

 「ミニオンズ」のユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンタテインメントによる最新作。舞台は、動物たちが人間のように暮らす世界。倒産寸前の劇場の支配人バスター・ムーンは、大規模な歌のオーディションを開催し、経営を立て直そうとする。フランク・シナトラ、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、レディー・ガガ、スティービー・ワンダー、きゃりーぱみゅぱみゅらによる名曲の数々が、物語に彩りを添えている。

 全編吹き替え版の製作に当たって、YUKI、Superfly、ゆず、木村カエラなど、多くのアーティストへの楽曲提供やアレンジ、プロデュースを手がける蔦谷と、Superflyの「愛をこめて花束を」の作詞をはじめ、JUJU、SMAPへの歌詞提供、チャットモンチー、9mm Parabellum Bulletなどのバンドプロデュースも手がけるいしわたりがタッグ。蔦谷は「吹き替えをすることが、より多くの日本のお客さんに映画と楽曲の素晴らしさを知ってもらう架け橋になると思ったので、プレッシャーというよりは、どうしたらもっと伝わるだろうか、ということをずっと考えて作業していました」と振り返る。一方、いしわたりは「作業に入る前からずっとわくわくしていて、その気持ちは制作が進んでいくうちにさらに高まっていきました」と参加の喜びを語っている。

 両者ともに気を配ったのは、リップシンク(口パク)だという。「ブレス(息継ぎ)のタイミング、リズム、語尾の長さなどかなり細かく確認しながら進めていきました。それも今回の訳詞を担当してくれた、いしわたり淳治くんの素晴らしい歌詞のおかげでかなりやりやすかったです」(蔦谷)、「1番気を配ったのは、いかに内容を崩さずリップシンクさせるか、です。そこにさらにキャラクターに合わせて、コミカルさであったり、繊細さであったりを盛り込んでいく、という作業でした。たとえ一瞬しか出てこないキャラクターでも、その性格にまで想像を巡らせて、その間ずっと表情と口の動きを凝視していたので、すべてのキャラクターたちに対する思い入れというか、愛情がものすごいです」(いしわたり)。

 「SING シング」は、3月17日から全国公開。