メアリー・タイラー・ムーアさん Photo by John Lamparski/WireImage

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 映画やテレビシリーズで活躍した米女優でコメディアンのメアリー・タイラー・ムーアさんが25日(現地時間)、米コネチカット州の病院で死去した。80歳だった。長年にわたり糖尿病と闘い、2011年には脳手術を受けていた。

 代理人は、「本日、愛されたアイコンのメアリー・タイラー・ムーアが、友人や33年間連れ添った夫Dr・S・ロバート・レビーンに看取られ、80歳で死去しました。革新的な女優、プロデューサーであるとともに、青少年糖尿病研究財団の熱心な支援者であったメアリーは、その笑顔で世界を照らした大胆不敵なロマンチストとして記憶されるでしょう」とコメントを発表している。

 ムーアさんの訃報に、ハリウッドの友人や関係者が続々と追悼コメントを発表。78年のバラエティ番組「メアリー」と「メアリー・タイラー・ムーア・アワー」で共演した俳優のマイケル・キートンは、米Peopleに「(ムーアさんは)部屋中を明るくする人でした。彼女は私にとってアイコンであるとともに友人で、共演者で、ボスでした。信じられないほど楽しく、とても寛大な人でした」「彼女はテレビ界、コメディ、ビジネスにおいて草分け的存在であっただけでなく、現代女性のお手本でした」と語っている。

 ムーアさんの名前を冠した1970年代のコメディドラマ「メアリー・タイラー・ムーア・ショー」は、夢を追う30代の独身女性を主人公にした当時としては先進的なストーリーで、ムーアさんのファンやフェミニストから、現代女性を描いたはじめてのシットコムとして称賛された。今シリーズは7シーズンにわたって放送され、エミー賞を7回獲得した。

 その後、ロバート・レッドフォード監督の「普通の人々」で第53回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたほか、ブロードウェイの演劇作品「Whose Life Is It Anyway」でトニー賞を受賞している。