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アウディ ジャパンは26日、プレミアムコンパクトカー「A3 セダン」「A3 Sportback」とスポーツバージョン「S3 セダン」「S3 Sportback」に商品改良を施して発売した。

今回の改良では、レーダーセンサーにより前方の交通状況を常時監視し、緊急時には自動ブレーキを発動するなどして事故の危険を減らす自動ブレーキシステム「アウディプレセンス フロント」を「A3」「S3」全モデルに標準搭載した。同システムは約10〜65km/hで歩行者を、約10〜250km/hで他の車両を検知し、接触する可能性がある場合は警告を発し、必要に応じてブレーキ操作への介入を行う。さらに状況に応じて、フルブレーキを発動し、衝突スピードを抑えるために最大限の減速・衝突の回避・衝撃の緩和を図る。

「アダブティブクルーズコントロール(AAC)」も全車標準装備し、上級モデルと同等の安全装備を備えた。2017年夏以降の販売車両からは、「アウディアクティブレーンアシスト」「アウディサイドアシスト」「トラフィックジャムアシスト」などの先進システムを組み合わせた「セーフティパッケージ」も提供される予定だ。

「A3」の「クアトロ」モデルには、従来の1.8TFSIに代わり「Bサイクル」と呼ばれるアウディ独自の燃焼方式を採用した新しい2.0TFSIエンジンを搭載。バルブタイミングの設定により低〜中負荷領域で吸気工程を短縮する「ミラーサイクル」の原理を取り入れ、燃料消費を減らす一方で、高負荷運転時ではバルブタイミングを一般的なものに戻し、2.0L排気量とターボチャージャーによる過給をフルに生かした大きなパワーを発揮させる。大きめの排気量を利用して効率とパワーの融合を図るこの技術コンセプトをアウディは「ライトサイジング」と呼び、今後採用するエンジンを拡大していく方針としている。

「S3」には290PS・380Nmを発揮する2.0TFSIエンジンを搭載し、パワーは従来のモデルから5PS向上した。駆動方式は全モデルがクアトロフルタイム四輪駆動システムを採用し、同じく標準設定のSトロニックは従来の6速から7速に進化している。サスペンションは通常の「A3」と比べるとかなり固められており、それにともない車高が25mm低くなっている。敏捷性と安定性を高度に両立させるため、切り角に応じてレシオが代わる「プログレッシブステアリング」を全モデルに標準化したほか、電子可変ダンパーシステムの「アウディマグネティックライド」をオプション設定した。

価格は、「S3 セダン」が311万〜447万円、「A3 Sportback」が293万〜429万円、「S3 セダン」が624万円、「S3 Sportback」が606万円(価格はすべて税込)。

(木下健児)