ロドリゴ・プリエト氏=台北市映画委員会提供

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(台北 26日 中央社)台湾で全編を撮影した新作ハリウッド映画「沈黙 サイレンス」(台湾で来月24日公開)でカメラマンを務めたロドリゴ・プリエト氏が25日、台北市内で同市文化局主催の講座に出席し、これまでの撮影の経験を語った。プリエト氏は現地時間24日に発表された第89回アカデミー賞ノミネーションで撮影賞に名前が挙げられた。台湾に到着してから知らせを聞いたと明かし、「台湾の自然風景が私に力添えをしてくれた」と台湾の特殊な景観を称賛した。

台湾で吉報を受け取ったことについて「象徴的意味のあるひとときだった」と語るプリエト氏。台湾のスタッフと仕事をした感想を尋ねられると、「台湾のチームは全てのことをやり遂げようと試みていた。『準備はできた、かかってこい』という感じだった」と話し、プロ意識の高さを絶賛した。

プリエト氏はメキシコ出身。台湾出身の映画監督、アン・リー(李安)監督と「ブロークバック・マウンテン」や「ラスト、コーション」などでタッグを組んだ経験もある。訪問前は台湾といえばリー監督の印象しかなかったものの、実際に来てみると台湾はきめ細やかな場所だと感じたという。「特に台北は文明的な大都市。混乱しているメキシコシティと比べ、台北にはグルメだけでなく興味深い建築物も多くあり、市民も街を清潔にしようと努力している」と印象を語った。

「沈黙 サイレンス」は遠藤周作の小説「沈黙」を原作にした作品。マーティン・スコセッシ監督がメガホンを取り、2015年に陽明山(台北市)や金山(新北市)、花蓮県、台中市などで撮影が行われた。

(鄭景ブン/編集:名切千絵)