26日、韓国メディアによると、旧正月の連休を前に突然のインタビューを行った韓国の朴槿恵大統領に対する非難の声が相次いでいる。写真はソウルのろうそくデモ。

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2017年1月26日、韓国・国民日報によると、旧正月の連休を前に突然のインタビューを行った韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する非難の声が相次いでいる。これまで一度もメディアとの単独インタビューに応じなかった朴大統領がインターネット放送に登場すると、ネットユーザーからは「状況が不利になったため自分に都合の良いメディアを選んで出演した」などと厳しい批判が相次いだ。

朴大統領は25日、大統領府で韓国経済新聞の鄭奎載(チョン・ギュジェ)主筆と面会し、約1時間対話をした。インタビューの映像は鄭主筆が運営するインターネット放送「鄭奎載TV」のユーチューブチャンネルにアップされた。朴大統領は友好的な雰囲気の中で、友人の崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事件をめぐる全ての疑惑を否定。「(弾劾を)誰かが計画し、管理しているようだ」と陰謀論にも言及した。また、ソウルで行われている朴大統領の退陣を求める「ろうそくデモ」を「狂牛病騒動(2008年に韓国で米国産牛肉の輸入再開に反対するデモが広がり、虚偽の情報が飛び交った騒動」に例え、保守団体による朴大統領の退陣に反対する「太極旗デモ」を「自由民主主義体制の守護」と評価した。

インターネット放送である上、録画形式で行われた朴大統領の釈明インタビューは、ネットユーザーの怒りに油を注いだ。SNSには「自分の言いたいことだけを言わせるインタビューを見たい人などいない」「インターネット放送ではなく、検察の取り調べで話をするべき」「まだ事件の深刻さを分かっていない」などと非難する声が殺到した。また、「大統領としてのプライドがあるなら、地上波の生放送で謝罪し、真実を話して」「そんなに自信があるのならJTBC(朴大統領をめぐる疑惑を最初に報じたテレビ局)に出演し、質問に答えて」などの指摘も相次いだ。

韓国では今回のインタビューが旧正月の連休を前に保守層の支持を集めるために行われたとの見方が強い。朴大統領が特別検察チームの捜査や憲法裁判所の弾劾審判などの全体的な状況が自身にとって不利な方向に傾いていると感じたためとみられている。

憲法裁判所長は25日午前、「3月13日までに弾劾審判の判決を言い渡さなければならない」と明らかにした。これに対し、朴大統領側は憲法裁判所の公正性に疑問を呈し、強く反発した。また、同日に特別検察チームの事務所に強制召喚された崔順実被告は、報道陣の前で「悔しい」と大声で叫んだ。(翻訳・編集/堂本)