26日、韓国の国会議員会館に登場した朴槿恵大統領の風刺画をめぐり、環球時報は「韓国政界が揺れている」とする記事を掲載した。写真は韓国大統領府。

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2017年1月26日、韓国の国会議員会館に登場した朴槿恵(パク・クネ)大統領の風刺画をめぐり、環球時報は「韓国政界が揺れている」とする記事を掲載した。

記事によると、風刺画は国会議員会館1階ロビーで今月20日に始まった展覧会の作品として展示された。企画・主催したのは野党「共に民主党」の表蒼園(ピョ・チャンウォン)議員と「表現の自由に向けた芸術家たちの風刺連帯」。企画に参加しているのは朴政権に批判的な文化人として「ブラックリスト」に名の挙がった画家たちで、問題の絵はイ・クヨン氏が「汚い睡眠」という作品名で発表した。同作品は画家マネの(娼婦を描いた)「オランピア」をパロディー化し、裸婦は朴大統領、そばに立つ召使は崔順実(チェ・スンシル)被告に代えるなどしたもの。作品は韓国社会に大きな波紋を広げ、最終的に朴大統領の支持者によって撤去されている。

韓国・中央日報によると、与党セヌリ党などに所属する女性議員14人は24日、「稚拙、露骨なやり方で女性大統領をやゆするという行為は韓国の女性に対するセクハラにとどまらず、国民の最も基本的な人格を侮辱するもの」として国会倫理委員会に対して表議員に対する厳重処罰を求めた。また、ソウル経済は25日付の記事で、「共に民主党」の禹相虎(ウ・サンホ)院内代表が表議員の引き起こした騒動を国民に謝罪したと報じ、党の倫理委員会委員長が「時間が許せば26日にもこの件に関する話し合いを持ちたい」とコメントしたことも伝えている。

この問題について表議員は「画家らから時局を風刺する絵画展を開きたいとの要望が出て、私はサポートをしただけ。作品の内容については知らなかった」と話し、「風刺作品には確かに一定の刺激性がある。しかし、今回の展示会は“ブラックリスト”に対抗するためのもの。現在の政治権力の干渉を再び受けるとは思いもしなかった」と不満の言葉も口にしている。(翻訳・編集/野谷)