映画「恋愛奇譚集」で初主演を務めるヤオ・アイニン

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ヤオ・アイニンが邦画初出演にして初主演を務める映画「恋愛奇譚集」が、2月4日(土)に公開される。ヤオ・アイニンは日本でモデルとして活躍する他、MV、CMなどに出演。台湾映画「共犯」('15年7月)ではヒロインを務めたが、日本作品としては今作がデビューとなる。

【写真を見る】ヤオ・アイニンは楽しそうな笑顔を見せながら取材に応じてくれた

映画の舞台は福島・天栄村。台湾の留学生のヤン・ユーウェン(アイニン)は「恋愛することをばかげている」と思っていた。彼女の心の渇きを映すように、しばらく雨が降っていない天栄村で、ユーウェンはさまざまな人たちと交流する。

そして、彼女にしか見えない謎の少女・ユリ(福田麻由子)との出会いを通して、心に少しずつ変化が生じる。天栄村には久しぶりの雨が降り注ぎ、ユーウェンは自分が天栄村を訪れた意味を見いだす─。

公開を前に来日したヤオ・アイニンにインタビュー。撮影時の裏話や共演者について、日本への思いなどを語ってもらった。

──今回の作品の感想を教えてください。

初めて脚本を読んだ時からすごくすてきな物語だと思って、私は大好きです。ぜひ、みんなに見てもらいたいですね。

撮影では、最初は慣れない日本の現場で不安でした。でも、徐々にみんなと仲良くなることができて、そして最後は撮影を終えて日本を離れていく。それが、映画の中で演じているユーウェンと似ている状況だったんです。すごく自分の気持ちと近いんだなぁというのが印象的でした。自分にとってすごく大切な映画になりましたね。

──日本語のシーンは難しかったですか?

難しかったです。でも、ユーウェンの設定がすごく日本語が下手な留学生で、私より下手なんです。なので、日本語自体は難しくないけど、自分より下手にしゃべるというのが難しかったです(笑)。

──他に演じる中で難しかったことはありますか?

ユーウェンは共感できる部分が結構あるんです。なので、そんなに難しい部分はないんですけど、一番難しいのはシリアスなシーンで笑わないことでした(笑)。時々、和田(聰宏)さんたちが変な表情をして笑わせたりするので、それが面白くてよく笑ってNGになったりしました。

ただ、共演した方たちはみんな(演技の)経験のある方ばかりですよね。シーンをすごく力強くする方たちなので、自分が弱めている感じがあって、そういう部分が難しかったです。(これからは)もっと頑張りたいと思います。

──共演者と仲良くできたようですね。

みんなと知り合えて良かったです。特に福田さんは本当に優しくて、本当にユリみたいな存在でした。撮影が終わった時に手紙をいただいたんです。すごく、すてきな人だなって思いました。出会えて良かったです。

──今回の舞台となった福島・天栄村はいかがでしたか?

みんなが優しかったので、村のことを思い出したら温かい気持ちになります。宿のおかみさんがすごく優しかったです。自分のお母さんみたいに接してくれました。あと、ご飯がすごくおいしかったです(笑)。

──今回の作品は、ユーウェンの恋愛に対する考え方がテーマの一つとなっていますね。

ユーウェンは、最初は恋愛する人の気持ちが分からないっていう感じだったんですけど、私もそういうふうに思っていた時期がありました。恋愛を経験していく中で恋愛は素晴らしいことだと思ったし、そういう部分でも彼女に共感することができました。

──今後は演技の仕事が増えていきそうですね。

ガンバリマス(笑)。でも、演技も頑張りたいですけど、日本でもっと映画出演するためには、日本語をもっと上手に話せるようになりたいですね。

──日本での活動も希望されているんですね。

ずっと日本で仕事をしたいと思っています。小さいころから日本が好きで、日本と縁があると感じています。日本での仕事は、台湾で経験できないテーマとか、映画の設定があるので面白いと思います。

──共演してみたい日本の俳優はいますか?

樹木希林サン! すごく元気で明るくて、ベテランなのに子供みたいな感じで(楽しそうに)仕事をされているので、自分もそういうふうになれたらいいなって思っています。女優としてのすごく強いイメージもありますから、そういう強さがほしいです。

──俳優としても目標を教えてください。

自分の性格と似ていない役とか、どんな役でも演技ができる女優になりたいです。だけど、いま一番やってみたいのは漫画原作の実写に出たいです。

──日本の漫画は好きですか?

スキデス!(笑)

──では、この映画をどんな人に見てもらいたいですか?

自分の人生にいろいろ迷っている人と、恋愛を信じない人に見てほしい。ユリとユーウェンは似た者同士で、お互いを見ながら、そういう人だなってだんだん分かってきて、自分の糧にしていく。なので、自分のことを分かっていない人とか、恋愛を信じない人に、この映画を見てほしいです。映画を見ることで、自分のことを見詰め直すきっかけになるといいなって思います。

周りの人を大切にして、恋をして、みんなを大切にしてください。いい恋をしましょう!(笑)