任天堂がマイニンテンドーストアのアクセス障害を謝罪。次の限定版は受注生産へ変更して怪獣対策

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ひさびさに「物売るってレベル」とは何か考えさせてくれた怪獣騒ぎから2日、任天堂がマイニンテンドーストアのアクセス障害について謝罪しました。

同時に、次のアクセス集中が見込まれる『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王 VALENTIA COMPLETE』については、当初の数量限定販売を期間中受注生産へと切り替え、予約受付を27日(金)から延期することも明らかにしています。

1月23日にオープンした『マイニンテンドーストア』は、任天堂直営のオンラインストア。新経営戦略の柱のひとつである会員サービス『マイニンテンドー』の一環として、ゲームやスマートフォンアプリと共通のニンテンドーアカウントで利用するサービスです。

以前からあった『任天堂オンライン販売』、現『任天堂パーツ販売』が補充品や試験的商品のみを扱っていたのに対して、マイニンテンドーストアはゲーム機本体やソフトの特典付き限定版を用意するなど、本格的なオンラインストアとして鳴り物入りで23日のオープンを迎えました。

特に3月3日に発売を控えた新型ゲーム機ニンテンドースイッチについては、一般小売店での予約受付開始1月21日から2日遅らせたものの、通常は2パターンのいずれかしか選べないコントローラJoy-Conとストラップの色がカスタマイズできたり、同時購入のゲームにはポスターが付属するなど、スイッチに期待するファンほど量販店よりもこちらで購入しようと思わせる内容です。

そして迎えた23日、オープン当初はやはりアクセスが集中してなかなかつながらず、やっと読み込んでも「ただいまサイトが大変混雑しています」のエラー表示ばかりの状態でした。

開店直後の混雑は誰もが予想したところですが、予想外だったのはエラー表示がオープンから数時間経っても収まらず、どころかニンテンドースイッチ本体の発売日届け分予約やゼルダ新作のストア限定エディションが売り切れても続き、夜中まで謎の怪獣とお詫びのままだったこと。

アクセス集中による接続障害については正確な予測が難しく、またインターネットの仕組みから、予期していても簡単に回避できるものではありません。特に多数のユーザーが我先に限定版購入を試みるオープン直後の混雑については、一概に任天堂の不手際だけを責めるのも酷な状況であったのは確かです。

しかしある意味で障害そのものより不穏なのは、開店初日の夜中までサービスがまともに使えない異常な状態だったにもかかわらず、任天堂からの公式な消費者向けのコメントが翌日に至ってもなく、普段はタイムリーに情報提供する公式ツイッターアカウントでも現状報告をしないまま、何ごともななかったかのように淡々と別商品の広告ツイートを続けていたこと。

マイニンテンドーストアで次に大きなアクセスが見込まれるストア限定版『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王 VALENTIA COMPLETE』の予約受付を27日に控えて、任天堂は一日中無為にエラー画面を見続けた訪問者になんの報告もないまま争奪戦を再開するのか、また怪獣が襲来するのかと注目を集めていました。

任天堂が25日夜に掲載した「マイニンテンドーストアのアクセス障害に関するお詫びと『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王 VALENTIA COMPLETE』の販売方法変更および予約開始日延期のお知らせ」はこの懸念に応える内容。まず初日の混雑については、

「(...)想定をはるかに上回るアクセスにより、多くの方に長時間ご利用いただけない状態となり、Nintendo Switchなどの商品をお買い求めのお客様に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。」

と謝罪しています。

そして次回のFE Echoes限定版への対策としては、アクセス集中が見込まれる早い者勝ち・数量限定販売ではなく、期間中に予約を受け付けた数量はすべて製造して届ける方式へと変更することを明らかにしました。

この変更のため、マイニンテンドーストアでの予約受付開始日は当初予定の27日から一旦延期。開始は改めて告知します。延期はマイニンテンドーストアでの『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王 VALENTIA COMPLETE』予約受付開始日のみで、発売日に変更はありません。

スイッチ本体を敢えて量販店で予約せず任天堂直販に賭けたり、悩んだ末に別店舗の予約をキャンセルしてマイニンテンドーストアに切り替えたため一日頑張ったあげく発売日に購入できなくなってしまったユーザーが救済されるわけではありませんが、「任天堂の直販?どうせまた怪獣だろ」とのネガティブイメージを払拭するための手段は講じてきました。