伊藤計劃さんのデビュー作をアニメ映画化 (C)Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN

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 夭折の小説家・伊藤計劃さんのデビュー作をアニメ映画化した「虐殺器官」の予告編が、このほど完成した。

 2009年に34歳の若さで死去した伊藤さんのオリジナルの長編3作品を映画化する「Project Itoh」の1作。米軍特殊部隊クラヴィス・シェパード大尉が、世界各地で起こっている紛争の元凶とされる言語学者ジョン・ポールを追跡した果てにたどり着く、驚くべき真実を描く。本作は、アニメ制作会社「マングローブ」の経営破たんにより、一時は制作中断と公演延期を余儀なくされたが、新スタジオの設立によって制作が再開し、当初の公開予定日であった2015年11月から1年以上が経過した今年2月に公開されることが決定した。

 予告編は、ジョンに関わった人々の末路や、各地で発生する紛争の様子が映し出される。クラヴィスに拘束された男は、常軌を逸した表情で「なんで殺してきた!? 頼む、教えてくれ!」と繰り返す。一方、街は爆撃によって大破し、激しい銃撃を受けた人々は血しぶきとともに倒れていく。リアルな戦闘シーンや、繊細な心理描写を交えた映像によって、“虐殺の王”と呼ばれる男ジョンの恐ろしさや謎に迫っていく。

 なお声優キャストは、クラヴィス役の中村悠一、ジョン役の櫻井孝宏をはじめ、梶裕貴、石川界人、大塚明夫、小林沙苗らが出演した。「虐殺器官」は2月3日から公開。予告編は公式サイト(http://project-itoh.com/)で公開中。