Doctors Me(ドクターズミー)- 中居正広さんが入院していた“気管支炎と肺炎” 併発の病状を解説

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2017年1月24日(火)元SMAPの中居正広さんが、気管支炎と肺炎のため約1週間入院していたことがわかりました。(参考)

所属事務所によると、すでに退院しているとのことですが、中居さんを襲った気管支炎と肺炎の併発とはどのような症状なのでしょうか。

今回は気管支炎、肺炎それぞれの概要、そして併発した場合の医療機関での検査や治療内容について医師に解説をしていただきました。

気管支炎とは


空気通り道である気管は途中から左右の気管支に分岐します。

気管支が何らかの原因により炎症を起こしている状態が気管支炎です。

原因


・細菌感染
・ウイルス感染症
・喫煙
・気道刺激性のある物質

特にウイルス感染症が多いです。

症状


・咳
・痰
・発熱
・前胸部の痛み

予防


・マスクの着用や加湿器を使って湿度を保つようにする
・身体の抵抗力を落とさない為に日頃から規則的な生活をする
・過度の飲酒と喫煙は控える

肺炎とは


何らかの原因で肺の実質に炎症がある状態です。

肺炎は、発生場所などによって市中肺炎と院内肺炎などに分類できますが、今回の中居正広さんのケースでは健常者でも発生しうる市中肺炎になっていたのではないかと推測されます。

原因


・細菌感染
・真菌感染
・ウイルス感染

上記のような病原体による感染が多くみられます。

症状


・咳
・喀痰
・胸の痛み
・発熱
・全身倦怠感
・呼吸困難

・呼吸不全
(重篤な場合)

予防


・ワクチンの予防接種を受ける
・手洗い、うがいを徹底し清潔を保つ
・肺に直結している口腔内は常に綺麗にしておく

気管支炎と肺炎を併発する原因


気管支炎などの上気道の炎症により、細菌などの病原体が体内に侵入することを防げず、肺にも病原体が達することで肺炎に至るケースなどが考えられます。

中居正広さんが入院に至った病状を推測


肺炎の場合は、その重症度によって入院が必要かどうかを判断します。

それには、年齢、意識障害の有無、脱水症状の有無、全身の酸素化の状況(Sp02)、血圧などを参考にして総合的に判断していきます。

軽度と診断されれば外来治療を中心に行い、重度であれば入院となりますが、かなり重症の場合は、ICUでの入院治療を行う場合もあります。

気管支炎と肺炎を併発した場合の検査


□ 血圧検査
□ 体温などのバイタルノチェック
□ 胸部X線検査
□ 血液検査
□ 迅速検査
□ 喀痰のグラム染色検査
□ 喀痰や血液の培養による原因菌の検査など

気管支炎と肺炎を併発した場合の治療内容


抗生物質の投与、輸液、酸素投与などを行っていきます。

また、復帰の目安は原因となる菌や、患者さんの年齢、症状の重症度などにより退院できる時はまちまちです。

最後に医師から一言


肺炎などの感染症は時に重い症状に至ってしまうことがあるので注意が必要で、特に高齢者の方などは重篤化しやすいので、まずは感染を予防することが大切です。

最近では高齢者の方の肺炎球菌のワクチン接種が推奨されているので、受けるようにしたいです。

また、口腔ケアなどをしっかりしておくことも、誤嚥性肺炎の予防になるので歯磨きなど日々のケアをしっかりとしてください。

(監修:Doctors Me 医師)