中国が北朝鮮から、国連安保理の経済制裁の規定量を超える石炭を輸入していたことが判明した。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。

中国の海関総署の資料を元に韓国貿易協会が作成した統計によると、中国が昨年12月に北朝鮮から輸入した石炭の量は200万トン、1億6800万ドル(約190億8000万円)に達した。

国連安保理で昨年11月30日に採択された対北朝鮮制裁決議2321号は、国連加盟国が、北朝鮮から輸入する石炭が、決議採択時から昨年12月末までの期間に5349万ドル(60億7500万円)または100万トンを超えてはならないと定めている。

中国の商務省は、この規定に基づき、先月11日から31日まで、北朝鮮からの石炭の輸入を一時的に停止すると発表していた。

一方、すでに船積が終わったものや、中国の税関に到着したものは例外とするとしていた。この「駆け込み輸入」が、結果的に制裁破りに繋がったものと思われる。

制裁決議2321号は、国連加盟国が1年間に北朝鮮から輸入できる石炭の上限を、4億90万ドル(約455億3000万円)または750万トンのどちらか低い方としており、中国がこれを遵守するかが注目される。