サイコスリラー「スプリット」が初登場1位 (C)2017 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

写真拡大

 第45代アメリカ大統領就任式が行われ、全米各地でデモが起こった先週末。全米ボックスオフィスは、ジェームズ・マカボイ主演のサイコスリラー「スプリット」が約4000万ドルのオープニング興収で見事首位デビューを果たした。

 同作は「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」などのヒット作で知られるM・ナイト・シャマラン監督の最新作。23の人格を持つスキンヘッドの男(マカボイ)に拉致・監禁された3人の少女たちは、男の人格の一人が「獣」と呼び恐れる24番目の人格が目覚める前に脱出を試みるが……。批評家の評価が分かれることが多いシャマラン監督作だが、今作のレビューは概ね良好で、興行にも反映されたか、シャマラン監督としては「ヴィレッジ」(04年)以来、実に13年ぶりの首位デビュー作となった。共演にアニャ・テイラー=ジョイ、ヘイリー・ル・リチャードソン、ベティー・バックリー。プロデューサーは「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」などで知られるホラー専科のジェイソン・ブラム。

 首位「スプリット」の半分となる約2000万ドルのOP興収で2位デビューとなったのは、ビン・ディーゼルが主役にカムバックしたスパイアクション「トリプルX 再起動」。第1作「トリプルX」(02年)のあと、05年にアイス・キューブを主演に第2作「トリプルX ネクスト・レベル」が製作されたがヒットには至らず、シリーズが中断。今回、主演復帰で「ワイルド・スピード」シリーズを復活させた実績のあるディーゼルを再び主役に据え、12年ぶりにシリーズを再起動させたが、華々しい再スタートにはならなかった。メガホンをとったのは「テイキング・ライブス」「イーグルアイ」などのD・J・カルーソ。共演はシリーズ全てに出演しているサミュエル・L・ジャクソンのほか、ドニー・イェンやトニー・ジャーといったアクションスターに、演技派トニ・コレット、サッカー選手ネイマールなど。

 3位は2週連続の首位から陥落の「Hidden Figures」で、累計興収は約8300万ドルに。4位「SING シング」は累計2億5000万ドルが目前となっている。1月24日の夜(日本時間)に発表される第89回アカデミー賞で最多ノミネートが期待されるミュージカル「ラ・ラ・ランド」は5位に。累計を約8900万ドルとし、今月中に1億ドルの大台を超える見込みだ。

 その他、マイケル・キートン主演でマクドナルド創業者の半生を描いた実録ドラマ「The Founder」は1100サイト規模の公開ながらOP興収約340万ドルにとどまり、圏外11位デビューとなってしまった。

 今週末は、日本では昨年末から公開されているミラ・ジョボビッチ主演の大ヒットシリーズ最終章「バイオハザード ザ・ファイナル」に、マシュー・マコノヒー主演の冒険ドラマ「Gold」などが公開となる。