伊予鉄道が市内電車に新型LRT車両を導入します。外観は流線形でオレンジ色。車内はフリーWi-Fiが導入されるほか、デジタルサイネージも採用されます。

現行2100形より定員約28%増

 伊予鉄道(愛媛県松山市)は2017年1月25日(水)、市内電車に新型LRT車両(次世代型路面電車)の5000形を導入すると発表しました。

 外観のデザインは、伊予鉄道によると「乗ってみたくなる未来型流線形」といい、同社が2015年から取り組んでいる「IYOTETSU チャレンジプロジェクト」の一環であるオレンジ色のカラーリングを採用。「愛らしさを表現」するといいます。

市内電車に導入される新型LRT車両のイメージ(画像出典:伊予鉄道)。

 低床バリアフリー型である5000形電車は、通路の幅が現行の2100形電車より24cm広い122cmに。定員は2100形の47人(うち座席20人)から約28%多い60人(同26人)になります。車体寸法は、長さ12.5×幅2.3×高さ3.8mです。

 行き先表記や車内アナウンスに英語が追加されるほか、車内にはフリーWi-Fiが導入されます。また、中吊り広告の代わりにデジタルサイネージが設置され、空間が広くなるといいます。さらに回生ブレーキやLED照明を採用。環境負荷の軽減が図られます。

 5000形電車は、2017年9月に2両が導入される計画です。