スマートフォン市場の成長とともにPC市場が世界的に低迷する中で、ゲームプレイを目的とした「ゲーミングPC」の市場が急成長していることが明らかになっています。

PC Gaming Hardware Market Minting Billions - Comments - Press Releases

https://www.jonpeddie.com/press-releases/details/pc-gaming-hardware-market-minting-billions

Jon Peddie Research(JPR)が、2016年のゲーミングPC市場の規模を発表しました。この調査では、ゲームプレイにフォーカスしたPCを「ゲーミングPC」として、ゲーミングPC本体だけでなく、ゲーム用途でデザインされたマウスやキーボード、オーディオシステムなどもゲーミングPC市場の製品として計上しています。また、ゲーミングPC本体にはメーカーが販売する市販品だけでなく、ユーザーがカスタムオーダーできるBTOやユーザー自身で組み立てる「自作PC」も含まれており、さらには換装するグラフィックボードなどのハードウェアも含まれています。



2015年に全世界で246億ドル(約2兆8000億円)だったゲーミングPC市場は、2016年には303億ドル(約3兆5000億円)に成長。JPRは2016年のゲーミング市場を261億ドル(約3兆円)と予想していたこともあり、「ゲーミングPC市場の拡大ペースは予想以上」と述べています。

従来、「Mainstream」「Performance」「Enthusiast」だった分類は、「Entry-Level(エントリー)」「Mid-Range(ミドルレンジ)」「High-End(ハイエンド)」に変更されました。各分類における市場の内訳はこんな感じ。PC本体の価格が高いハイエンドが最も大きな割合を占めていますが、まんべんなく分かれています。



JPRは、「NVIDIAやAMDなどのグラフィックボードメーカーは、GTX 1050のような120ドル(約1万4000円)程度の価格で強力なGPU性能を持つ製品をリリースするなどエントリーユーザーをしっかりとサポートしており、またAMDの新CPU『Ryzen』が登場することもあり、ゲーミングPC市場の見通しは明るい」と、今後もゲーミングPC市場が拡大すると予想しています。

スマートフォンなどのモバイル端末の性能が向上する中で、PCはゲームやVR、ムービー編集などマシンパワーを求めるコアなユーザー向けに市場が移り変わっていくだろうとJPRは予想しています。