エールディビジの得点王、アジア人って知ってた?しかも小林の同僚FWだ
小林祐希とハーフナー・マイクがプレーするエールディビジ。
現在までに19節が終了しており、開幕から破竹の9連勝を飾ったフェイエノールトが首位に立っている。
スター輩出国の一つであるそんなオランダで、現在得点ランキングでトップに立っているのがアジア出身選手であるのをご存知だろうか?
その選手とは、ヘーレンフェーンFWレザ・グーシャネジャドだ。
レザ・グーシャネジャドは1987年9月20日生まれの29歳。
イランのマシュハドで生まれ、その後4歳の時にオランダへと移住し、カンブール・レーウワルデンやヘーレンフェーンのユースで育った。
そうした経歴から、U-16からU-19まではオランダ代表でもプレーしていたレザ。しかし、2012年にカルロス・ケイロス監督の誘いを受けてイランに国籍を戻し、同年10月の韓国戦でA代表デビュー。イラン代表として17ゴールをあげており、2014年ワールドカップやアジアカップ2015にも出場している。
180cmとノーマルな体格ながら機動力に優れ、一瞬の加速でシュートに持ち込む能力に長けている左利きの点取り屋だ。
そんなレザは今季、チャールトンからヘーレンフェーンへ復帰した。
すると開幕直後から定位置を確保し、コンスタントにゴールを残す。12月以降はゴールラッシュが続いており、現在までに12ゴールをあげニコライ・ヨルゲンセン(フェイエノールト)と並び得点ランキングでトップに立っている。
先々週のADOデン・ハーグ戦では2ゴール、先週のPSV戦では3ゴールをあげたレザ。なかでもMFサム・ラーションとは相性の良さを見せており、この5ゴールのうち3ゴールはサム・ラーションのアシストだ。
へーレンフェーンは現在4位。3位PSVとは勝ち点が8と離れているが、UEFAヨーロッパリーグのプレーオフ圏内を狙える位置にいる(4位から7位がプレーオフ進出)。
ヘーレンフェーンといえば、ルート・ファン・ニステルローイやクラース=ヤン・フンテラール、バス・ドストといったストライカー輩出クラブでもある。イラン出身のレザは、そうした偉大な先人に続くことはできるだろうか?
ちなみにこのレザ、名前のスペルは「Reza Ghoochannejhad」。
オランダ語読みではGの音が抜け、CHがハ行になり、Jがヤ行に変わり、最後のDがほぼ発音しない音になるため、「ホーハニヤート」や「ホーハニヤー」が近い。また、「ホーハネイハト」や「ホーハナイハト」、「グーチャンネジャド」といったものもあり、表記の揺らぎが大きな選手でもある。